休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『われらが背きし者』 OUR KIND OF TRAITOR

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20170802(了)
映画『われらが背きし者』 OUR KIND OF TRAITOR
   スザンナ・ホワイト監督//ユーアン・マグレガー/ステラン・
   スカルスガルド/ダミアン・ルイス/ナオミ・ハリス/ジェレミー・ノーサム
   原作&製作総指揮:ジョン・ル・カレ
   音楽:マーセロ・ザーボス
   2016年/英映/109分/DVDレンタル
   <★★★>
去年10月の新聞(全面広告)からつまんでみると・・・
 ル・カレは金融の「グローバリゼーション」という新たな敵を鉱脈とし・・・
 ロシアン・マフィアの資金洗浄を英国で行うというやり口。大きなお金な
 らマフィアのお金でも善となり、政治家もMI6も利権のために法的な是
 非は目をつむる。そんなあきれた現実を、ロシアン・マフィアの亡命劇に
 ふいに巻き込まれた平凡な男を主人公にした・・・
これは真山仁さんのもの(談)からで、隣には池澤夏樹さんの文章(談)も載
っている。
池澤さんのは、我々の周りには主人公や亡命しようとするマフィアは現実に
はいないが・・・
 その他の登場人物、つまり利権が大事な政治家や凡庸で責任を取り
 たくない組織人は現実にいて、そんな人々が動かす世に自分は生き
 ている。そう気づき愕然とするのではないでしょうか。
地味なエンタテインメントでした。上記作家であるお二人は、広告なんだし貶
すわけにもいかんでしょうが、この映画を面白く観られたようでした。
始めはよくわからなかったが、手堅く落ち着いた表現でもって、徐々に危うい
世界のリアリティは少しはわかってきた。始めは心配したけど。
でもでも、不気味極まりないながら、常に興味を持ち続けておこうという世界
じゃないのです、結局のところ。
日本にいてはロシアン・マフィアの怖さはほとんどわからないようなもんだけ
れど、ヨーロッパではかなり感じるものなんだろうな。
でも、地味であることに変わりはなく、いつもの屁理屈で進めると、音楽がさ
らに地味で工夫がなく、映画の出来には大いに責任があったと思う。

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