休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

アバド シカゴ交響楽団〈CD5/8〉

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アバド シカゴ交響楽団
ABBADO CHICAGO SYMPHONY ORCHESTRA

〈CD5-8〉
マーラー 1860-1911:
  交響曲 第2番「復活」 (1888-1894)
    ①20:47 ②10:03 ③10:33 ④5:08 ⑤34:31
       ソプラノ:キャロル・ネブレット
       メゾソプラノ:マリリン・ホーン
       コーラス:シカゴ交響楽団合唱団
       録音:1976年2月、Tot.81:02(!)
       <★★★★>

音量のある曲。この曲の場合、ヴォリュームを絞ったら意味ない・・・
確か予備校生の頃にマーラーをいくつか聴きかじり、「復活」は忘れもしな
バーンスタイン/NYフィル盤。これがその後の「復活」の基本になったの
ですが、出だしのあんなすさまじい聞こえ方にはその後出会わずじまい。
他のレコードや生演奏を経験したりして、ありゃどうやら強調して録音した
ようだと、ずいぶん後でわかったんでした。
とまれバーンスタイン盤の‘音量’や‘音圧’はすごかった。そしてまるで火
の玉のような熱気。当時すっかりイカレタのも無理はないと思う。
それに比べると、アバド盤はあれほど凄まじくはない。(ちがいますかね? 
ワタシの今の再生機はどれもちゃちだから)
いずれにしろ大音響であることは確かで・・・、続けざまに聴いてちょっと疲
れた。だいたいがくどい音楽である上に、気候からも年齢からも来た。
〈CD5〉
もともとこんな図柄だったらしい。なんだかワケのわからんジャケット。

もう印象を上に書いちゃってるけどね、基本的にこの曲、今でも好きなん
だと思います。

オーケストラのゴージャスな威力はさすが。
そしてユダヤ系の指揮者より音楽の流れが自然・・・というのはエエカゲン
だが、大仰な曲なのに、上品さすらある!この曲については、「巨人」の時
に感じた若干の物足りなさは皆無。曲によっても違うということだ。この次
の5番を聴いてから、なんと言いだすだろう。
合唱もソリストもOK。マリリン・ホーンの声が特徴があって、かえって気に
入りました。
アゴーギグは案外あるようだけれど、このぐらい普通だろう。で、例によって
大騒ぎはしない。きっとね、生まれの良い指揮者なんだ。
そうか、プッチニーは演らなかったんだ・・・ムムム。
 本筋とは関係がないが、このCDの収録時間、80分を超えている。80分
 が限界だと思い込んでいたもので、ちょっとビックリ。ならば〈CD3〉のフィ
 ルアップ分のカットなんぞ、ヒドイじゃないか。(根に持ちすぎ)
                                        (7/11)