休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

名古屋に行きコンサートを聴く、ほか


20170721(了)

名古屋フィルハーモニー交響楽団 定期演奏会
 <メキシコシティ/マイ・メキシカン・ソウル> 18:45開演

  指揮:アロンドラ・デ・ラ・パーラ
  クラリネット:アレッサンドロ・カルボナーレ

モーツァルト:歌劇「ドン・ジョヴァンニ」K.527 序曲
モーツァルトクラリネット協奏曲イ長調 K.622
③モンカーヨ:ウアパンゴ 
   José Pablo Moncayo(1912-58);Huapango(約8分)
マルケス:ダンソン第2番
   Arturo Márquez(1950-);Danzón №2(約10分)
ヒナステラ:バレエ『エスタンシア』組曲 作品8a
   Alberto Ginastera(1916-1983);Estancia Suite Op.8a(約13分)
   1、農夫たち 2、小麦ダンス 3、牛飼い 4、ファイナル・ダンス(マランボ)

  (愛知県芸術劇場コンサートホール 2017年7月21日<金>18;45~)

名古屋に行ってきた。
生演奏のことしか書かないブログをよく覗いています。いつもうらやまし
い。ワタシももちろん聴きに行きたいと思うコンサートがちょくちょくある
んだけれどね、時間はなんとかなっても、先立つものが・・・
招待券をもらうのをOKした時点では曲目を知らなかったんだが、後で
券とともに送られてきた曲目表を見て、あれぇ、面白そうじゃん。
で、去年年末にもらっていたその招待券と、孫の顔を見るのをセットに
して、お昼に名古屋へ。時間はとうぜんキチキチの予定。
名古屋はカンカン照りでした。長い間住んでわかっているようなものだ
けれど、やっぱり大阪より暑い!
住まいに着いて長男と喋り始めたところへ、おなかが異常に大きい嫁
に連れられて歯医者から帰ってきた、良く日焼けして元気いっぱいの孫
は、ポチャッとした感じが消え、むしろほっそりとした体形。いかにもガキ
ぽくなった。(来月早々君には弟ができるんだ。そして来春は1年生。
両親の愛情を独り占めできるのは、もうほんのわずかだぞ!)
安心して栄のコンサート会場へ向かうも、名古屋駅近辺で時間を獲る
のが難しいとわかって、ガッカリ。
切に(あの店の)あんかけスパが食べたかった・・・
さてさて生演奏もこのホールも久しぶり。
今までハシッコ、すみっこでばかり聴いてきたんだが、さすが招待席、バ
ランスよくこんなに大きな音がするんだ、知らなかった。
(笑ってやってください) 
曲のせいもあるのか、若干混濁気味だけど、極彩色のオーケストラが天井
から大洪水のごとく降り注いで、極楽極楽。
中でも聴いてみたかったのは最後の⑤。ヒナステラ独特の暗いテンペラ
ントもいいが、最終曲の気が狂ったみたいな踊りにはノリノリ。指揮者も心
得たもので、アンコールも最終部分を聴衆を立たせ手拍子を要求して繰り
返した。
メキシコの二曲③④も素敵なダンス系曲で、指揮者の出自やこの演奏会
のタイトルのもとを表わしている。そのあとの⑤はメキシコじゃなくアルゼン
チンだけれど、うまく踊りは繋がった。
前半のモーツァルトは、編成が大きすぎた気がする。指揮も演奏もきびき
びしていたものの、音全体はちょっと輪郭がぼやけ気味で、スッキリ感、シ
ャッキリ感が不足した。
ただし、このスパゲッティのような名のクラリネット奏者は大変な御仁じゃ
ないか。音の入りのタイミングにとどまらずオケとの合わせ方が抜群で、か
つ細かい表現もいい。手が空いていると指揮者と一緒に指揮をせんばか
り。そしてほんの数分のアンコール曲(独奏)が唖然茫然の猛烈なテクニッ
クの曲。こりゃあ全聴衆がイカレタと思う。(後で紹介文を読んで納得、曲
名や作曲者は不明。ひょっとして自作?)
そうそう、これも書いておこう。指揮者は名前の通り女性で、これがすらり
としてたいそうな美人。年齢不詳。
イメージ 1
イメージ 2

そんなことで楽しいコンサートでした。
最後に立ち上がって(まるでポップス・・・って、人気のアーティストの場合
は始めっから立ってるか)ヒナステラの曲に手拍子を打っていた時に財布
を落としたらしく、地下鉄の駅も近くなってから気付いて大慌て。会場に取
って返し、保管しておいてくれたことが分かった時には、大量の汗と鼓動と
大きな「ほっ!」。
 (これからはたびたびやらかすんだろうなぁ。)
おかげて難波行の近鉄特急にぎりぎり滑り込むことになって、ビールもつ
まみもなし。車内販売もなし・・・
帰宅は夜12時半ごろ。せわしない(食べ物にはついていない)一日になり
ました。


(追記)8/4
昨夜、孫2号が生まれた。
父親はそれに立ち会い、奥さんの戦いをつぶさに見たとのこと。
(オレはカミサンの3回の出産に、立ち会ったことが実はない!)
カミサン、昨日行く気でいて、まだ早いとヨメにストップをかけられ、残念がっ
ていた。行っとけばよかったかもね。そりゃ長男一家のほうが大変だったの
で迷惑をかけたかもしれないとはいえ。
孫が可愛いという点についちゃあ負けているわけじゃないが、名古屋を離れ
てしまったために、カミサンとしては向こうの地元の両親、特にオカアサンに
大きく水をあけられてしまっている。よって、なにかと対抗意識むき出しの言
動が多い。今回はワタシもむしろ行ってこいと後押ししたくらいだったのだが
・・・、今日はふてくされている。
明後日に行くことにしたようだ。
***
クマゼミの喧騒が終わる昼ごろ、やっとパソコンの前に到達する毎日です。
この蝉の翅の白濁の度合いが増えた。それかあらぬか、蝉ガラの数が増
えなくなった気がする。明らかにピークは越したんだなとわかる。
今年はニイニイゼミは変わらないが、アブラゼミがちょっと多い感じ。といっ
ても、8年前だか10年前だかの産卵の結果によるのだから、その後どうな
のかはわからないんだけどね。
さあて、今年は、ツクツクボウシが鳴き始める前に、飛び入り参加ふうにミ
ンミンゼミやヒグラシが鳴くだろうか。なんとなく期待してしまう。
と、この辺で聞ける(見られる)セミを勢ぞろいさせてみました。
庭。トマトは終わりましたね、次の買い物では買わないといけない。ヨーグ
ルト用のブルーベリーもピークを過ぎました。眼によかったかどうかなんて
わかりゃしませんが。

イメージ 3

         (ねえ、ありがたみのないこと甚だしい。ガキの頃には考えられない光景。
          ほとんど‘ウンカのごとく’だワ。えー、この写真は7/26のもの。翅の白濁
          はここでは少ない。)

イメージ 4
            (上記名古屋行きの時、はじめに地元のバス停で待っていて見つけた。
             別になんていうこともないものだけど・・・違和感あって、パチリ)