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〈映画.com解説から〉 1950年代、アイルランドからニューヨーク・ブルッ |
クリンにやってきた移民の少女の青春や揺れ動く心・・・ |
大人しく目立たない性格の少女エイリシュは、妹の将来を案じた |
姉の勧めで、アイルランドの小さな町からニューヨークへとやってで |
くる。それまとはあまりに異なる大都会での生活に戸惑うエイリシュ |
は、しかし、イタリア系移民の青年トミーとの恋をきっかけに大きく |
変わっていく。洗練されたニューヨーカーとして生き生きと日々を過 |
ごすエイリシュだったが、そんな彼女のもとに故郷からある悲報がも |
たらされる |
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アイルランドからアメリカへの移民の多さの理由はちゃんとあって、レール |
が引かれているようなものだったのかもしれないけれど、個人個人にとっ |
ては初めてのこと。 |
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ではあるのだけれど、あらゆるものが、絵に描いたように、ほんとうにきれ |
いに撮られた移民の物語。 |
「きれいごとじゃないか」と言ってしまいそうだ。 |
そうなんだよね。 |
評価は分かれるかもしれない。でもそれが(つまり‘きれいごと’ふうである |
ことが)ワタシにはよかったみたい。 |
すべてが欲張らず、バランスよく配置され作られていて、とっても気に入り |
ました。きっちりしてわかりやすい「形」。 |
配役も‘わかりやすい’ではヘンか。配役も、よかったと思います。 |
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音楽は、ソースミュージック以外は、ほとんど波風の立たない感じに添えら |
れたムード音楽で、これでよかったのだろうけれども、面白味はなし。 |
昨日聴いたトーマス・ニューマンなんか、とても向いていそう。毎度関係ない |
ことだけど。 |