20170713(了) |
サントラ「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」(2011) |
Music from the Motion Picture THE IRON LADY |
1. Soldiers Of The Queen Regimental March(Leslie Stuart) |
2. MT |
3. Grocer's Daughter |
4. Grand Hotel |
5. Swing Parliament |
6. Eyelash |
7. Shall We Dance? (From "The King & I")(Rodgers & Hammerstein) |
8. Denis |
9. The Great In Great Britain |
10. Airey Neave |
11. Discord and Harmony |
12. The Twins |
13. Nation of Shopkeepers |
14. Fiscal Responsibility |
15. Crisis of Confidence |
16. Community Charge |
17. “Casta Diva”from Norma(V.Bellini) |
18. The Difficult Decisions |
19. Exclusion Zone |
20. Statecraft |
21. Steady the Buffs |
22. Prelude №1(J.S.Bach) |
トーマス・ニューマン(作曲・指揮ほか) |
Ⓟ&ⓒ 2011 Pathe/SME/輸入/中古 |
<★★★> |
*2011年/英映/105分/フィリダ・ロイド監督/メリル・ストリープほか |
①⑦⑰㉒はソース・ミュージック。それ以外がニューマンのもの。 |
⑦はマーニー・ニクソン(デボラ・カーの歌の部分)とユル・ブリナーの有 |
名なデュエット。⑰はワタシの苦手なマリア・カラスの歌。 |
映画を観ないでその音楽だけ聴くのか?と問われる気がどうしてもする |
ので、つい言い訳めいたことを書きそうになる。 |
匿名性の中にいてこれなんだからねぇ。余計なお世話だ!でいいのに。 |
映画の解説をざっと読んでみたところ、まあだいたいはわかったような感 |
を持った。 だけど、なんでトーマス・ニューマンが音楽担当なんだという |
疑問の答えはなし。 |
ニューマンが手を挙げたとも思えない。(知らないけどね)
変わった人選だな。
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ニューマンの特徴というと、シンセがエスニック風味をかもすこと、低弦の |
ピチカート、低弦をちょっと強調気味にした分厚い弦楽など。まあそうい |
ったものの組み合わせが多いと思う。オーケストラのフル合奏はあんまり |
魅力的ではない気がするし、上記特徴をもってしても、暗いサスペンスな |
んかではあまりうまくいかない気がする。 |
それが今回は、気丈な女性政治家の半生だろ? こういうのも珍しいジャ |
ンル。いったいどんなふうなことになったのかなあ・・・。 |
今回の特徴は「ミニマル」だと思う。 |
その手の素養をもともとお持ちだったかどうかは知らない。 |
グラスや、やはり映画(「メッセージ」)を観ずに音楽だけ先に鑑賞したヨハ |
ン・ヨハンソンの音楽なんかに近いものもいくつか。 |
オーケストラ音楽としては面白くないものもちらほら。 |
もちろんニューマンの得意なサウンドも数曲。これは素晴らしいものでした。 |
そんなところです。 |
単なるアルバムとしては雑然・・・ |