休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』

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20170627(火)
映画『ローグ・ワン スター・ウォーズ・ストーリー』
   Rogue One: A Star Wars Story
 
   監督:ギャレス・エドワーズ//フェリシティ・ジョーンズ/ディエゴ・ルナ/
   ドニー・イェン/ベン・メンデルソーン/マッツ・ミケルセン/・・・
   フォレスト・ウィテカー/ジェイムズ・アール・ジョーンズ
   音楽:マイケル・ジアッキーノ&ジョン・ウィリアムズ
   2016年/米映/ディズニー/134分/DVDレンタル
   <★★★☆>
 
(映画.com解説から) 「スター・ウォーズ」シリーズの「エピソード3 シスの復
讐」と「エピソード4 新たなる希望」をつなぐ、これまで語られることのなかっ
た物語を映画化。「エピソード4 新たなる希望」でレイア姫R2-D2に託した
帝国軍の最終兵器「デス・スター」の設計図は、いかにして反乱軍の手にも
たらされたのかを明らかにする物語となり、一匹狼のヒロイン、ジン・アーソ
が、反乱軍の仲間とともに、帝国軍からデス・スターの設計図を奪う決死の
ミッションに挑む姿が描かれる。
 
準新作になったんで鑑賞。
 
「エピソード3.5」ね。なるほどです。
そのまとめ方で十分かもしれない。
CGによる映像は相変わらず見事。
ストーリーも、まあわかりにくいということはなかったと思いますが、それは、
これまでのスターウォーズ作品を観てきていて、間に挟まるストーリーとして
理解できることが前提。そのことに強く寄りかかっているからねぇ、もともと
スターウォーズなど知らなくて、この作品だけ観る客がいるとしたら、その方
にはかなりわかりにくいことになるんだが、そんな人っているのかい?って
な感じ。言葉は悪いが、‘~に胡坐をかく’ということだと思う。
と書いてみると、演出や編集にも問題があって少し雑じゃないかとか、そも
そも脚本に問題があるんじゃないかとか、ちょっと言いたくならないでもない。
でも、主役といっていい二人の仲間であるロボットやオッサン二人(うち一人
は中国系でフォースを信じる盲人)あたりのキャラはなかなかよろしい。
‘エピソード3.5’に拘るわけじゃないですが、デス・スターの設計図というただ
一つの目標にすべてを奉仕させ、欲張っていないために、小ぶりという言い
方もできようが、なに、それこそまとまりはバッチリだし、もう当たり前になっ
てしまった感のあるCG映像は余り派手ではなかったものの、十分に楽しか
った。
 
ピーター・カッシング、うまいこと作られてました。
・反乱軍の中枢の中に、「特捜部Q」の主役の一人ファレス・ファレスにとて
も似た人がいた。本人じゃないか。
・音楽は器用なジアッキーノ。アニメのみならずオケものもお手の物。アニメ
なんかはご贔屓のトーマス・ニューマンと得意分野としては少し重なるもの
の、そのほかだと明らかにカラーは違うね。
J・ウィリアムズのテーマを使ったヴァリエーション風曲想が一見地味ながら
実に豊か。エンドタイトルでは、ここだけ合唱が入った。ただし、そのあとの
超有名なテーマ部分が、録音のせいなのか、若干くすんで聞こえた。このこ
とについては、ストーリーの性格から意図的だったのかもしれない、という理
屈付けも案外ありかも。