休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

女王エリザベス:コルンゴルト作品集

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20170507(了)
女王エリザベス:エリッヒ・ヴォルフガンク・コルンゴルト作品集
  ELIZABETH AND ESSEX:
  CLASSIC FILM SCORES OF ERICH WOLFGANG KORNGOLD
The Private Lives of Elizabeth and Essex  
   (未公開)「女王エリザベス」(1939) Overture 7:18
The Prince and the Pauper  「放浪の王子」(1937)
   Main Title;The Boys go to Play;Epilogue 4:45
Anthony Adverse  「風雲児アドヴァース」(1936)
   In the Forest 2:14
The Sea Wolf  「海の狼」(1941)
   Main Title;Escape in the Fog;Love Scene;Finale 7:28
Deception  「愛憎の曲」(1946)
   Cello Concerto in C,Op.37 11:50
Another Dawn  「砂漠の朝」(1937)
   Night Scene 5:48
Of Human Bondage  (未公開)「人間の絆」(1945)
   Main Title;Christmas;Sally,Lullaby;Finale 8:07
  Composed by Erich Wolfgang Korngold
  Charles Gerhardt conducts the National Philharmonic Orchestra
 Recorded on February 1-3,1973 at Kingsway Hall,London
 CD/映画音楽/ⓒ2011 Ⓟ1973 Sony Music Entertainment/輸入
                 Sony (RCA Red Seal) / 88697 81266 2
 <★★★★△>
ワタシにとってはおなじみのシリーズ。もとは44-45年前の録音。
プロデュースしたのはジョージ・コーンゴールドで、ここでの作曲者、エ
ーリッヒ・ヴォルフガングの息子にあたる。親父の映画音楽を録音し直
すというのがきっかけで、その他の作曲者の優れた映画音楽作品も
たくさん録音したアルバムが残った。
このシリーズのせいぜい半分くらいしか知らないんじゃないかと思うけ
れど、ほとんどハズレがない。もう手に入りにくいものもあるようだ。で
きればみんな聴きたいという欲望はある。
近ごろのものはBGMに徹していて、おざなりとは言わないが、オーケ
ストレーションや音色やメロディなどがどうも面白くない。音楽だけ取り
出して聴くほどの個性や書き込みが乏しいものが多いことを思うと、30
年代、40年代、50年代あたりのは、丁寧に書きこまれた曲が多くあっ
たんだってこと。
その後のものはサントラとしてそこそこの音質の音源が残っているか
らいいとして、問題は古いもの。
そうした年代のものの中から優れたものを録れ直した≒救い出した功
績や価値は大きいと思う。
デジタルになってからの録音ならもっと良かったろうが、まあこのリマス
ターされた音質なら立派なもの、ほぼ文句はない。
本アルバムの7曲は、さすがコルンゴルトなので、今までにも聴いてい
たんだろう、知ったメロディが随所にあった。
ほんとうにすべて力作。しかも演奏にはみんな気持ちがこもっていた。
ここまでよく歌っているのも、このシリーズの大きな魅力でしょう。
かっこの良いインパクトのあるものが始めに入っていて、エロール・フ
リンものの①。未公開作品なんだ。当シリーズにはエロール・フリン
集もあるから、重複してないんだろうか。(ああ、ほぼしてないんだ。) 
それにしても、ジャケット写真、いや、中のものもほじくり出しちゃいまし
たが、フリンを見つめているのが・・・
これベティ・デイヴィスなの? びっくりでした。
中で変わり種は⑤。聴いたことがあるものの一つだけれど、なんとチェ
ロ協奏曲の仕様。作品番号までついている。ということはつまり、コン
サートで使うために編曲したものを、このシリーズのほうに逆に引っ張
り込んじゃったのかも。(R・シュトラウスの「ドン・キホーテ」に張り合っ
たみたいなところ、ない?) ほんとは映画音楽作曲家なんかじゃない
んだ、という矜持が横溢している気がする。後期ロマン派の、とでもい
うべき名曲! さすがコルンゴルト

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