休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画「ARRIVAL」のことなど

4/20(木)
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コラム「動的平衡」、今日は珍しや、映画。“宇宙人とセピア色”。
映画はSFの「ARRIVAL」(邦題「メッセージ」)。アメリカでもう観られ
たという。ちょっとネタバレっぽいが、まあ問題ないでしょう。という
か、日本じゃ5月の公開で、DVDが出るのはせいぜいその数か月
後ぐらいでしょ? とすると‘新作”でなくなるのは、来年かも。
そこまでネタバレに拘っておれるはずもない。そもそもDVDで観て
みようなんてことすら忘れているかもしれない・・・。 ええ?
  ・・・あろうことか宇宙人の姿はイカともタコともつかない多足型
  生命体で、墨を吐いて文字を作る(笑)。
だって。イカ/タコ型とすると、いかにも寓話なんだろうな。
関西弁でいうなら「宇宙からヘンな奴らがきよったでぇ」、という感
じか。
さて、ちょっと前に『ボーダーライン』という米国/メキシコの麻薬の
しんどい映画を観たとき、ヨハンソンの音楽がまた奇怪というか特
異なもので、妙に印象に残って、何か他のものをと思って、頼んだ
のがこの「ARRIVAL」のサントラ。安くてドイツ・グラモフォンのマー
クがついていたのでサントラとは思わず、現代音楽として聴くような
つもりだった。まだ公開されていない映画の音楽だとは気付かなか
った。(ワタシとしては未公開映画のサントラなんて珍ケース。)
紙ジャケの写真はいかにもSFのムードですね。
映画は書いたように観るのはだいぶん先のことだろうからねぇ・・・、
先にちらちら聴いておくことにしましょう。
どんどんジジイになっていることを忘れている。(カマヘンか)

福岡伸一先生の「動的平衡」と同じ場所に、曜日違いで載るように
なった3人のうちの二人のコラム。

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後藤正文;揺れるのは耳の中だけ(4/19水)
  ギターやヴォーカルのミュージシャンだよな、むかしの仕事の関
  係で名前は知っている。
目新しい知見じゃないけれども、全くその通りで、いつの日か、脳に
電極を差し込む日が来るように思う。といっても、まずは音楽のため
ではないだろうけれど。
夢の続き、というより、欲望の続き、のような気がする。あくまで気が
するだけだが、イヤーな感じ。(こんなことが増えました)

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イメージ 6村田沙耶香;彼女と会話 答え探して(4/18火)
  この方、「コンビニ人間」のかただよね。
やはりもう空想の世界ではなくなる気配濃厚。
こうした一種補足的コミュニケーションは、人間を変えると思うけど・・・
今なら‘いいほうに’じゃないだろうと思うも、実はたいしたことではな
いのかも・・・
女性のほうが慣れるのは早そう。ワタクシメは気色悪い。
*将棋の羽生善治さんのは一篇読んだ。切り抜く気にならず。
(テレビ)
*昨夜、山田風太郎の戦中の日記の続きが見つかったということで
製作されたドキュメンタリー風番組を観た。眠気が飛んでしまった。
同世代の三国連太郎が山田の家を訪れ、直筆の日記を読ませても
らう。時に三国は山田のキャラにもなる。
三国ももう亡くなっている。(1923-2013) 82歳というようなのが聞
こえたので、2005年頃のものか。忍法帖で建てた瀟洒な家。
克明な日記。
恐るべき山田の慧眼。(4/19夜)

(新聞)
教育勅語の本質は・・・天皇が国民に対して守るべき道徳上の
 命令を下したところにある。そうした勅語のあり方全体が、日本国
 憲法第19条の「思想及び良心の自由」に反する。
 戦後70年が、まるでなかったかのような気がする、とも。
                              (三谷太一郎さん)
(新聞)
高橋源一郎さんのお母さんはほとんど偶然、広島での被爆を免れ
 たらしい。「この世界の片隅で」を観ることで、ある種の切実感を得
 て、広島や呉を歩き、書いてみる気になったらしい。
 「過去を失ってはダメだ、未来をも失ってしまう」というようなことを、
 珍しく切々と。