休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ミラクル・ニール!』

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20170328(了)
映画『ミラクル・ニール!』 Absolutely Anything
  テリー・ジョーンズ監督//サイモン・ペッグ/ケイト・ベッキンセール
  2015年/英映/85分/DVDレンタル
  <★★☆>

(映画.com解説から) 適当な理由で地球の運命を託された男が、特殊
能力でさまざまな騒動を巻き起こす様をサイモン・ペッグ主演で描いた
コメディ。
イギリスのコメディ集団「モンティ・パイソン」のテリー・ジョーンズ監督が
メガホンをとった。銀河法の定めにより、エイリアンが滅亡を狙う地球の
運命を預かることとなったイギリスの教師ニール。なんでも願いがかな
うという能力を手に入れたニールだったが、愛犬のデニスを話せるよう
にしたり、死者をゾンビとして復活させるなど、せっかくの能力をロクなこ
とにしか使わず・・・
会話能力を身に着けた愛犬デニスの声を、2014年に他界したロビン・
ウィリアムズが担当している。 テリー・ギリアムジョン・クリーズら「モン
ティ・パイソン」のメンバーがエイリアンの声で参加。
愛犬デニスが喋り始めると、俄然おバカに拍車がかかって、まあ笑える
が、犬の行動パターンがいまいち類型的すぎるのがなぁ・・・
ロビン・ウィリアムズの声だとは思わなかった。ほとんど遺作なのかも。
せっかくの能力を徹底的にロクなことにしか使わない、偶然いいことに
使おうとするも、それがいかに大切かという意識が基本的になくて、お
ざなりな命令なものだから、すぐに取り消してしまうことになる。つまり、
人間の欲望のなかでは、高邁なものや広く有益なものの占める割合
なんて悲しいかな実に微々たるもので、自分だけにしかかかわりのな
い、くだらないことばかりにいかに支配されて生きているか、というよう
な寓意なら確かに濃く漂って、コメディとして正しいのかもしれない。
こんなものなのかなあ・・・でも不満なのね。せっかくだから、とつい思
ってしまう「観る側」にも問題があるのだろうが、そこを見越してさぁ。
サイモン・ペッグの真面目でダメな中年は好きだが、ギャグをもっともっ
と突き詰めてほしかった。 「ワールズ・エンド」も確かそうだった。「宇宙
人ポール」がギャグに無理がなかったようで、ばかげて面白かった。
むずかしいもんです。
「おバカコメディ・グランプリ」受賞作なんだって。そういう賞は知らんが、
あるとすれば、まあピッタリかな。‘おバカ’という意味でだけですが。
と、、、
  (※本グランプリは“妄想企画”です。映画.comが優秀な作品に対し
  て定期に授与している賞ではありませんので、ご注意ください) 
だってさ。なんだよ、実際にはないんじゃないか。
  2011年度受賞  「宇宙人ポール」  
  2012年度受賞  「ディクテーター 身元不明でニューヨーク」
  2013年度受賞  「テッド」
  2014年度受賞  「ワールズ・エンド 酔っぱらいが世界を救う!」
  2015年度受賞  「帰ってきたMr.ダマー バカMAX!」