休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『ボーダーライン』  Sicario

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20170321(了)
映画『ボーダーライン』  Sicario 
  ドゥニ・ビルヌーヴ監督//エミリー・ブラント/ベニチオ・デル・トロ/
                  ジョッシュ・ブローリン/ヴィクター・ガーバー
  音楽:ヨハン・ヨハンソン、ジョナサン・ワトキンズ
  2015年/米映/121分/DVDレンタル
  <★★★☆>
(映画.com解説から) アメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる麻薬
戦争の現実を、リアルに描いたクライムアクション。巨大化するメキシコの麻
カルテルを殲滅するため、米国防総省の特別部隊にリクルートされたエリ
ートFBI捜査官ケイトは、謎のコロンビア人とともにアメリカとメキシコの国境
付近を拠点とする麻薬組織撲滅の極秘作戦に参加する。しかし、仲間の動
きさえも把握できない常軌を逸した作戦内容や、人の命が簡単に失われて
いく現場に直面し、ケイトの中で善と悪の境界が揺らいでいく。
この手の話は時々見て来たことになると思うが、これはまたなんともリアル。
FBIの女性捜査官とその相棒が、極秘作戦(基本CIAだよな)に妙な参加の
仕方をするが、その作戦なるものの意味や、その裏にあるものが、女性捜
査官に徐々に見えてくる。この世界の中では、結構しぶとく生きてきている
はずの彼女など、いきがってみても、いかにも華奢で弱弱しい。そういうイ
メージの役者の選び方なのだろう。
お話の流れはスピーディ。かなりの緊迫感が続き、だれない。
麻薬の世界、人間の負の側面の集大成のごとき。その構造って、ホントに
こんな風なのか。まぎれもなく現実なのに違いない。
ベニチオ・デル・トロ演じる男の行動のモーティヴェイションでは解決しない
とわかっているのが悲しい。
移民に待ったをかける「壁」も、麻薬の業界では単に、なくなるわけもない
需要と供給の問題。役には立たないように思える。
アイスランド出身の作曲家ヨハン・ヨハンソンの音楽はこのおぞましい世界
をもろに表すがごときもの。しかしこれはもはや音楽でなく「音」やね、「効
果音」。(はい、もちろん言いすぎ。)
ここでは現代音楽や‘プログレ’。作品はこんなのだけというはずもない。と
見ると、どうやらすでにモテモテらしく、ご本人が映画音楽担当を続ける気
なら、これからもどんどん使われる。
そうそう、こんなにイヤな世界なのに、日本なんぞの対極とも言えそうな乾
いた世界の映像がすばらしかった。
もっとも・・・朝焼けがいいだの、夕刻がすばらしいだのといっても、ちょっと
見るだけでいい。乾いた清潔さなどすぐ飽きそう。住みたくはない。畦道に
しゃがむと、オタマジャクシやドジョウが見える、なんてほうがなんぼかええ
・・・