休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ナショジオ2月号 2-2

20170320(了)
ナショナルジオグラフィック日本版 2017年2月号

            (2-2)


③変わりゆく海を守る 米国の海洋保護区
 ―米国のオバマ政権下では、
  220万平方キロを超す海域が
  保護区に指定された。
  気候変動で環境が変化するなか、
  海を守る取り組みはまだ始まったばかりだ。
④フォト・アーク ひそやかなネコ
 ―ライオンやトラといった大型のネコ科動物の陰に隠れて、
  あまり注目されない小型の野生ネコたち。
  その多くの種が、絶滅の危機にさらされている。
⑤アマゾニア 21世紀の暮らし
 ―未開の森と伝統を守る先住民族
  そんな既成のイメージに疑問を抱く写真家が
  アマゾン川流域へと赴き、21世紀に生きる人々の現実
  をカメラでとらえた。
[VISIONS]
◆ママ大好き!
◆霜が描く世界
◆ペンギンたちの恋の季節
[写真は語る]
風蓮湖 鳥と漁師の冬
  上田 大作
[EXPLORE]
◆「食べ物自慢」の歴史
◆ミカンの仲間はこうして生まれた
◆ドレスになった“コンブチャ
◆「日本の百年」
  大名行列を飾った見事な尾
…ほか
      2017年1月30日 日経ナショナルジオグラフィック
イメージ 1

米国の国立公園のことは、この1年と何か月の間に読んだものでも、
何度も出てきたが、それは地上のことで、今回のは海中。
海の中の生物も絶滅の危惧のあるモノがいるんだろうが、保護すべき
海洋環境ったって海中のことはよくわからんのさ。ともかくだ・・・
  ・・・大統領には歴史的・科学的に重要な国有地や領海を、遺跡保
  護法に基づいて保護する権限がある。
大統領にはこんな権限があるんだなぁ。オモロイ。
で、出てくる大統領は、ルーズベルトケネディ、G・W・ブッシュ、クリント
ン、そしてオバマ
カリブ海や大西洋岸にたくさんのアメリカ領があるのはわかっても、太
平洋にも相当広くアメリカ領があるんやね。
で、オバマさん、国立モニュメントなんていう保護区を指定した。太平
洋のものはどでかくし、東海岸のほうには初めての場所にも指定。漁
業系からは抵抗を受けたが、落ち着いた。
ところがトランプ大統領になっちゃった。国立モニュメントの指定を無効
にした大統領はこれまではいないんだが、ちゃぶ台ひっくり返しが得意
なかの大統領はやっちゃうかも。で、“海洋保護をめぐる情勢は、緊迫
した段階に入った。” 大統領にはそんな指定の権限があるってことは、
指定を外す権限もあるということなんだろう。
この記事の最後は、オバマ前大統領が、去年9月にミッドウェー諸島で、
海水パンツ・水中眼鏡・シュノーケルだけをつけて浅いサンゴの海をお
ひとりで泳いでいる写真で締めている。↓
トランプさんの件は本筋という書き方じゃないけど・・・気候変動だって
認めない御仁なんだ、手を出してくる可能性はたしかにあるかも。
イメージ 2

小さいネコ科は保護に関しては人気がないんだってさ。
今、日本じゃネコ・ブームといってもいいくらいだから、小型猫(絶滅が
危惧されている種で、大型種よりうんと多い)が不人気というのはピン
とこないんだが、推計では「2009年以降に野生ネコのために使われ
た資金の99%以上が、ジャガーやトラといった大型種向けだった」そ
うだ。
ネコ好きにはたまらないかわいい写真(絶滅危惧種)がたくさん載せ
られている。みな野生のもの。
最近カミサンが犬を飼わないかと言ったことがある。子供がほしいとい
うのに近いのかもしれん、あるいはオレを相手にするよりはいい・・・な
どと、一瞬思ったがはっきりとはわからない。
犬だと留守にはできない。近くに預かってくれるところもない。(いや、
探せば預かってくれるところなんざ、今ならきっとあるとは思うが。)
まあ、そんなことだから、ネコのほうが手間がかからないかもよ、とワ
タシは答えた。答えにはなっていないのは重々承知。それで会話は
途切れ、その話題もその後出してこない。実はワタシはカミサンより
よほど犬好き。でも、飼うほうも飼われるほうもしんどいことになるか
ら、OKをしなかった。(室内で飼う小型犬は苦手です。) 脱線。
ナショジオ得意の絶滅危惧種ネタ。
ちょっと奇妙な写真がいくつかあるものの、掘り下げはなく、読み物
にはなっているとは言えない。
写真系では[EXPLORE]の「◆ミカンの仲間はこうして生まれた」とい
う柑橘類の系統樹が面白かった。
  現在栽培されている柑橘類には、南アジアや東アジア原産のシトロ
  ン、ザボン(ブンタン)、マンダリンのいずれかを祖先とするものが圧倒
  的に多い。これら3種を含めた柑橘類の祖先は、互いに交配が可能
  で、かつ突然変異を起こしやすいという珍しい遺伝的な特徴を持つ。
だそうな。かくして新品種開発は際限がなく、系統樹も際限がないとさ。