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| またまたヴァイオリン協奏曲。 |
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| 1988年時点で、ムターさんは初めて20世紀の音楽を録音したらしい。 |
| 写真を探していたら、帯がついたままのものがあって、そこにそう書い |
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てあった。その時25歳。ちょっと意外な気もするけどね。
このジャケット写真、すごい。
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| 快演。 |
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| ここには1988年録音の3つのヴァイオリン協奏曲が収められていて、 |
| ルトスワフスキのは自作自演。 |
| ストラヴィンスキのものは、現代音楽の紹介に尽力したことでよく知ら |
| れるザッハーの指揮。ザッハーが録音したものはたぶん初めて聴く。 |
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| (1)切れは十分だけれど、繊細でどこか上品な印象も持った。ムター |
| のヴァイオリンのせいではなく、ザッハーの指揮のせいか、オケのせ |
| いか、あるいは録音のせいか、よくはわからない。かっこのいい曲で |
| あることに変わりはない。 |
| いっぽうのルトスワフスキの2曲。何度か聴いているので、特に耳新 |
| しいとは思わない。これらもかっこよく、とても楽しい。そして(3)の深 |
| さはへたくそな言い方だけれど、現代人にぴったり。 |
| ムターのヴァイオリンは伸びやかでパワフル。BBC響のサウンドはと |
| ても敏感な感じ。 |
| (1)と(2)(3)の作曲の間には50年以上の開きがあるんだが、馴染ん |
| でみると、こんな50年なんて、あるんだかないんだか。 |
| ストラヴィンスキのすごさが逆に強く感じられた。これって、ヘンじゃ |
| ないと思う。 |