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| (帯紹介文) 西側で行われている工業博覧会「黄金時代」で開かれている、 |
| サッカー大会に参加したソヴィエトチーム=プロレタリアが、ブルジョワの陰 |
| 謀に負けず大活躍する。そんなたわいのない体制翼賛物語がバレエ「黄金 |
| 時代」の筋立てですが、ショスタコーヴィチの付けた音楽は、既に歴史的遺 |
| 物となった台本を超越して輝いています。卓越したオーケストレーション、自 |
| 在に操つられる不協和音程と、ショスタコ・サウンドは常に満開で、とてつも |
| なくアヴァン・ギャルドな響きが現れたかと思えば、ユーモラスな雰囲気が醸 |
| し出されたりと千変万化です。たった4曲の抜粋の組曲版も有名ですが、ボ |
| リュームたっぷり2時間超の全曲版を是非どうぞ! |
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| 持っていたCD。何年か前、「以前のブログ」にアップしている。どんなことを書 |
| いていたんだろう。似ても似つかないことかもね。 |
| この間載せた分「ジャズ組曲・バレエ組曲・映画音楽」の3枚組で触れて、ま |
| た聴いてみた感想・・・ |
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| 紹介文にある通り、ショスタコーヴィチ・サウンド全開。実に楽しい。 |
| ほとんど暗いところがないから、正確にいうなら、ショスタコーヴィチ・サウン |
| ドとしては十全じゃないというひねくれた言い方もできるかもしれんが、なに |
| もこのゴージャスさにイチャモンをつけることもない。 |
| やっと一つ言葉を思いついた。「屈託がない」てのがいいんじゃないかな。 |
| 1930年の作品。交響曲ならまだ第3番を書いた後あたり。社会主義リアリ |
| ズムには染まっていない。バレエの初演は失敗だったらしいが。 |
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| 紹介文とダブってしまうけれど、うんと尖がったもの、ほんわり柔らかい国籍 |
| 不明な抒情、もちろん民謡的ローカリズム、フランスの繊細至極なニュアン |
| スやレヴューの雰囲気などなど・・・ Act3の「ティー・フォー・トゥー」でもわか |
| るように海を渡ってヨーロッパも飛び越し、ハリウッドっぽいきらびやかなサ |
| ウンドも聞こえたりする。実になんともてんこ盛り。 |
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| 演奏のセレブリエール/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル管もとてもいい。 |
| いいアンサンブルで、スマートというかスタイリッシュだけれど、激しさやロ |
| シア風味にも不足はない。録音もいいみたい。 |
| 4曲のみの組曲でこりゃあイケテルと思ったのは大正解で、4曲ではいかに |
| も物足りない。ま、2時間24分はさすがに長いけどね、今はどこで切ってもい |
| いような聴き方ができるから、問題なーし! |