休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ENGLISH ORCHESTRAL SONGS

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20170120(了)
If There Were Dreams to Sell
管弦楽伴奏の英国歌曲集 ENGLISH ORCHESTRAL SONGS
(1)ロジャー・クィルター  (1877-1953)/
   3つのシェイクスピアの歌 Op. 6 (歌詞:シェイクスピア)
   ①No. 1. Come Away, Death 2:27
   ②No. 2. O Mistress Mine 1:13
   ③No. 3. Blow, Blow, Thou Winter Wind 1:57
(2)ジョージ・バターワース (1885-1916)/
   風吹くが如き愛  (歌詞:ウィリアム・アーネスト・ヘンリー)
   ④No. 1. Love Blows as the Wind Blows 2:34
   ⑤No. 2. Life in her Creaking Shoes 1:50
   ⑥No. 3. Coming Up From Richmond 3:45
(3)エドワード・エルガー (1857-1934)/
   ⑦連作歌曲集 Op. 59 - 第6番 たそがれ 2:40(詞:Gilbert Parker)
   ⑧プリーディング Op. 48  2:30 (詞:Arthur Leslie Salmon)
(4)ジェラルド・フィンジ (1901-1956)/
   花輪をささげよう Op. 18 (歌詞:シェイクスピア)
   ⑨No. 1. Come Away, Come Away, Death 2:54
   ⑩No. 2. Who is Silvia? 1:22
   ⑪No. 3. Fear No More the Heat o' the Sun 4:14
   ⑫No. 4. O Mistress Mine 1:42
   ⑬No. 5. It was a Lover and his Lass 2:30
 
(5)ジョージ・バターワース (1885-1916)/
   シュロップシャーの若者からの6つの歌 (歌詞:A・E・ホースマン)
   ⑭No. 1. Loveliest of Trees 2:28
   ⑮No. 2. When I Was One-and-Twenty 1:02
   ⑯No. 3. Look Not in My Eyes 1:52
   ⑰No. 4. Think No More Lad 1:08
   ⑱No. 5. The Lads in Their Hundreds 1:44
   ⑲No. 6. Is My Team Ploughing? 2:59
                   (Orchestrated by Lance Baker)
(6)レイフ・ヴォーン・ウィリアムズ (1872-1958)/
   命の家 (歌詞:ダンテ・ガブリエル・ロゼッティ)
   ⑳No. 1. Love-Sight 4:10
   ㉑No. 2. Silent Noon 3:59
   ㉒No. 3. Heart's Haven 4:15
                   (Orchestrated by Maurice Johnstone)
(7ジョン・アイアランド (1879-1962)/
   ㉓もしも売ることのできる夢があれば 3:05 (CDタイトル)
   ㉔Hope the Hornblower 1:28
                   (Orchesterated by Frederick Bye)
    スティーヴン・ヴァーコウ(バス・バリトン)
    シティ・オブ・ロンドンシンフォニア/リチャード・ヒコックス指揮
    録音:1989年5月、ロンドン、St Jude's Church  Tot.60:42
    CD;Ⓟ&ⓒ Chandos Records Ltd./輸入/英・歌曲/中古/Net
    <★★★★>
ワタシの場合は、歌曲とはいっても、オーケストラ優先で聴いてしまう。
(5)(6)(7)については作曲者自身のオーケストレーションではないわけ
だけれども、これらも含めてヒコックスの指揮による、歌に遠慮しない主
張のあるオケがいい。それでこそ Orchestral Songs。
中でも新鮮に聞こえたのが(1)のクィルター。軽いがいかにもイギリスっ
ぽいこの作曲家、ほぼ間違いなく初めて。このアルバムの中でもピカイ
チかも。
  *歌曲とイギリスお得意の‘ライト・ミュージック’で知られている。ウォ
    ーロックなどに大きい影響を与えたという。もう一つ、ブリテンとおな
    じく同性愛者だったこと。
フィンジやV・ウィリアムズなどはおなじみの作曲家だけど、それほど聴く
機会が多くない歌曲得意のバターワースが2曲オケ伴で聴けるのもいい。
ワタシにしてはかなり珍しいことに、歌のほうも実はなかなか良かった。
このヴァーコウという歌手、バス・バリトンとあるものの、高い音域が実に
自然で、甘く伸びやか。高い音域まで歌えるバリトンという声質。‘バス’
までいけるなんてとても思えない。
まあ、イギリスらしい声の歌手ではあってね、地味だけど落ち着けるとい
うか、そんな感じが気に入りました。
アマゾンで英国のものを調べているときに、たまたま紹介されているのを
目にとめて「ほしいものリスト」に入れておいたもの。
当たり!
タイトルは、最後のアイアランドの㉓。
(トランプさんの就任の日、メモ・・・)