(1)プーチン世代の・・・ |
プーチンは2018年にはおそらく選挙で大統領を続ける。やっていることは |
ソ連時代に戻ること、以前の価値観に戻ること。 |
今、全体主義、物質主義、強い国を目指す。基本は経済の安定。経済は |
よくなった時もあったが、このところいろいろあって成功しているとはいい |
がたい。 |
なによりマズイのは若者が政治に参加をしないこと。参加するということ |
は政府やプーチンに物申すことであり、それは排除されることを意味する |
ものだから。で、政治には背を向けた状態で雇用や経済の安定を望み、 |
どういうものかどうしても強いロシアであることも望む。それはすなわちソ |
連を懐古させることに繋がるということなんだって。 |
しかも若者の傾向といっても、特に16歳から24歳ぐらいのいわゆるプーチ |
ン世代に顕著。だから‘期待できる’のはせいぜいその下の世代というこ |
とになる。って、オイオイ、まだ子供だ。(それに、その世代だってプーチン |
世代の続きじゃないか。まだいろいろ‘汚れていない’ということか) |
若者は概して今のロシアやプーチンを熱烈に擁護し、しかもなんと、がちが |
ちに擁護したその舌の根も乾かぬうちに、生活水準が上がる速度が遅す |
ぎてやりたいことの間に合わない、我慢できない、ロシアを出たいと言う。 |
どういうんだ、この国は。ヘンだって。 |
プーチンの採る手法や人気の秘密というデータが載せてあるが、、、ブレジ |
ネフの人気が非常に高い。そう言えばわかるよ、そりゃあ。 |
ワタシは溜息しか出ない。若者に同情したいが、そうもいかない。 |
プーチンさん、絶大な「人気」だからね、2026年までかな。がんばって2030 |
年まで行くかも。そこまで続くならそこまで、大半は無関心を装い続けるみ |
たいじゃないか。プーチン世代の下だって、それじゃあ期待薄。 |
比べ方はヘンだけど、アメリカ人には我慢できない・・・。 |
さて、この国と交渉事をする政治家やお役人にご同情申し上げる。 |
(これを書いた記者は、モスクワ生まれ、米国育ちの女性ジャーナリスト)
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