休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ナショナルジオグラフィック日本版12月号(1)


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20170117(了)
ナショナルジオグラフィック日本版 2016年12月号(1/2)

(1)プーチン世代の若者たち
    学年末を迎えて、はしゃぐロシアの学生たち――彼らのように
    プーチン政権の時代に育った若い世代は、祖国に何を期待し
    ているのか。ソビエト連邦崩壊から25年を経たこの国を訪れた。
  
       2016年11月30日/日経ナショナルジオグラフィック社

(1)プーチン世代の・・・
プーチンは2018年にはおそらく選挙で大統領を続ける。やっていることは
ソ連時代に戻ること、以前の価値観に戻ること。
今、全体主義、物質主義、強い国を目指す。基本は経済の安定。経済は
よくなった時もあったが、このところいろいろあって成功しているとはいい
がたい。
なによりマズイのは若者が政治に参加をしないこと。参加するということ
は政府やプーチンに物申すことであり、それは排除されることを意味する
ものだから。で、政治には背を向けた状態で雇用や経済の安定を望み、
どういうものかどうしても強いロシアであることも望む。それはすなわちソ
連を懐古させることに繋がるということなんだって。
しかも若者の傾向といっても、特に16歳から24歳ぐらいのいわゆるプーチ
ン世代に顕著。だから‘期待できる’のはせいぜいその下の世代というこ
とになる。って、オイオイ、まだ子供だ。(それに、その世代だってプーチン
世代の続きじゃないか。まだいろいろ‘汚れていない’ということか)
若者は概して今のロシアやプーチンを熱烈に擁護し、しかもなんと、がちが
ちに擁護したその舌の根も乾かぬうちに、生活水準が上がる速度が遅す
ぎてやりたいことの間に合わない、我慢できない、ロシアを出たいと言う。
どういうんだ、この国は。ヘンだって。
プーチンの採る手法や人気の秘密というデータが載せてあるが、、、ブレジ
ネフの人気が非常に高い。そう言えばわかるよ、そりゃあ。
ワタシは溜息しか出ない。若者に同情したいが、そうもいかない。
プーチンさん、絶大な「人気」だからね、2026年までかな。がんばって2030
年まで行くかも。そこまで続くならそこまで、大半は無関心を装い続けるみ
たいじゃないか。プーチン世代の下だって、それじゃあ期待薄。
比べ方はヘンだけど、アメリカ人には我慢できない・・・。
さて、この国と交渉事をする政治家やお役人にご同情申し上げる。
(これを書いた記者は、モスクワ生まれ、米国育ちの女性ジャーナリスト)

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