かなり前に中古屋でなんとなく手に入れたもの。6-7年は前だと思う。 |
もっとかな。車中で聴いていただけだが、ブログに載せた記憶がないの |
で・・・ |
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(帯惹句) 「アルバムは芸術品」と高い評価を受け続けてきた古楽グル |
ープ“セクエンツァ”の元メンバーによって結成された女性4人のヴォーカ |
ル・ユニット“エリジウム”。フランス、オーヴェルニュ地方の美しい民謡 |
が、ボブ・マーリー、ブロンディ、Izzyらを手掛けた大物プロデューサー |
クレイグ・リオンによって、コンテンポラリー・テイストにアレンジされ、心 |
をやさしく包む清浄なサウンドに仕上がりました。オーヴェルニュの歌と |
してこれまで知られていなかった初録音の曲も収録。グループ名のとお |
り、澄み切った歌声があなたを“理想郷”(=elysium)へと誘います。 |
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日本語のライナーによると、①~⑧、⑭ 濱田滋郎 訳、⑨~⑬、⑮ 村 |
田健司 訳 となっている。濱田氏の名は昔から知っているので、村田訳 |
(の全てかどうかはわからないが)の部分が“これまで知られていなか |
った初録音”曲なのではないか。 |
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今まで聴いたことがあるのは、もちろんカントルーブ編。ヴィクトリア・デ・ |
ロスアンヘレス、キリ・テ・カナワ、フレデリカ・フォン・シュターデといった |
ところで、それぞれLP1枚分しか聴いていないから、そもそも知らない曲 |
がだいぶんあるはず。 |
フルで聴くなら気になっている古い録音、ネタニア・ダウラツという歌手の |
もの(ヴァンガード盤だったか)が評価が高く、素朴さもよく出ていそうだ |
と過去何度も思ったけれど、ついに今まで聴く機会を持たずじまい。 |
どういう歌唱なのか全くわからない。多分‘可愛さ’‘可憐さ’が魅力なん |
じゃないか。 |
新しい録音だと、ドーン・アップショーのものがよさそうだけれど、カナワ |
やシュターデなどと同様、理知的なものなんじゃないか。まあこのエリジ |
ウムのものも、どちらかというとその系列に近いと思われる。 |
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さて、このアルバムは何といってもアレンジが独特。まあ、いわばポップ |
ス系。いや、うんとクラシック系のもあるんですけどね。とにかく、あの馴 |
染んでいるカントルーブの繊細なオーケストレーションと、まるで違う。た |
とえば②や④や⑦。 |
そこで、後半曲なんかは、カントルーブには“その気”が起きなかった曲 |
たち、ということになるんじゃない? |
色彩感は豊かと言ってもいい。電子音系も使っているらしいが、わりと |
素朴さを生かしたもの。 |
さっきポップス系だと書いたのは、あんまり当たってないかも。 |
⑬なんか「ブーレ」というんだから踊りで、‘インストルメンタル’。このア |
ルバムを通じてのオーケストレーションの意図、リズム感や色彩のイメ |
ージがよく出ている。個性は十分出ていていいものだと思う。 |
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以前聴いたときは、合わなかったんだろう。 |
面白いアルバムですよ。このグループとしては大冒険だったろうけどね。 |
ジジイになって、すんなり入ってくるのは、まあ、悪いことじゃないさ。 |
カントルーブ編の全曲盤、聴きたくなった。 |
* |
それにつけても・・・車の中で、あまりヴォリュームを上げ過ぎないように |
注意する必要があるな。 |
年寄りの事故、多いし。 |