しばらくは“ブリー・ラーソンの”という冠付きで語られる映画になるのか |
な。この地味な顔立ちの女優さんだけでなく、子役のジェイコブ君も素 |
晴らしかった。その若さという吸収力や柔らかさの表現・・・。 |
上記の解説は少々書き過ぎのような気もする。まあしょうがないか。
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不幸なことに、目新しい内容というのではないけれど、この母子と家族 |
たちの微妙な苦悩が、危ういながらも、すっきり描かれている。ヘンな言 |
い方かもしれないけれど。 |
母親のわが子に対する無償の愛情のことは、当たり前すぎて今更触れ |
たところでしょうがないくらい普通に描かれており、男性も子を持てばそ |
のへんのことはたいていの場合は身を持ってわかる。 |
ということで、中心主題は「その後」。 |
彼女の閉じ込められた時間は7年。監禁中に生まれた息子は5歳。その
ひどい長さを考えれば、ここに描かれる「その後」は、食い足りないとい
う向きもあるとは思うものの、ワタシは、こりゃあどうなってしまうのだろ
うと、かなりハラハラしながら観てしまった。
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「その後」のケアになんて関係したくもない。いかにむずかしいものであ | るか、いささかなりとも感じられたように思う。 |
とりあえず、こういう途中経過という形の結果を描いてみたという風なが
ら、一定の説得力のある幕切れだったのではないか。
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どういう小説なのかちゃんとは知らないが、実話がべースなんだろうな。
果たしてこのような類のストーリーがベストセラーになるもんかいな?
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