休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ナショジオ日本版10月号 2-1

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20161107(了)
ナショナル ジオグラフィック日本版 2016年10月号
《読み物;前半》
 
(1)欧州の新しい顔
    昨年、欧州には100万人を超える難民が殺到した。多くが中東
    戦火を逃れてきた人々だ。今年もさらに数十万人が到着する
    と見込まれ、欧州の難民問題は収まりそうもない。自国の文化
    を揺るがす事態に直面した国はどんな反応をみせるのか。
(2)多摩川」 大都会のふるさと
    半世紀前、「死の川」と呼ばれた多摩川。水質が改善し、輝き
    を取り戻した川は今、さまざまな生き物や人間を育んでいる。
 

    2016年9月30日発行・発売/日経ナショナル ジオグラフィック社

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(1)移民をめぐる欧州の長く複雑な歴史!!!
いろいろ細かく紹介されるが、とくにドイツのことが中心。たまらんねえ。
   戦後、ドイツはおよそ5000万人の移民を受け入れてきた。今ではドイツ
  の住民の8人に1人は外国生まれだ。それでも2015年6月1日、メルケル
  首相がドイツは移民の国であると公の場で発言すると、有力紙フランクフ
  ルター・アルゲマイネは歴史的」な声明だと報じた。メルケル率いる与党・
  キリスト教民主同盟(CDU)は何十年もこの表現を避けてきたからだ…
上記文じゃ「移民」だけれど、まあすごいわ。戦後だぜ、5000万人だぜ。
近年の難民のルートや、受け入れている国のシェアが事細かに表になって
いる。
メルケルさん大変そうだし、事実たいへんなんだろうけれど、
  難民に石や侮蔑の言葉を投げつける人たちがいる一方で、はるかに多く
  の難民にドイツ人が難民に支援の手を差し伸べている。
どれくらい大変か。シャア的には低いほかの国だってエライ。でもとりわけド
イツはエライよ。日本人には絶対理解できないね。
  大多数のドイツ人は、頭では移民たちやイスラム教を受け入れているが、
  心情的には抵抗がある
んだって。当たり前。国の誇りも失っていない。
移民、難民の側からの感じ方なども紹介している。ここじゃそこまでのフォロ
ーはできない。
(2)いったんは汚れてしまった多摩川が、ホレ、こんなにきれいになって、鮎
なんかが戻ってきましたよ、なんてことと、(特定)外来生物がいろいろ増え
たけどね、なんてな話と。イメージ 2
              (なんぼキレイになってきたからって、こんなところを遡って
                くるなんて。たいへんやったねえ、と言いたくなる。)
 
*写真系目次
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