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(1)これは観た。大学生時代。(この(1)以外は観ていないと思う。) |
‘ニューシネマ’といった言い方の映画の類として、なにか強めの社会的 |
主張があるらしい、というような感じで観たように思う。 |
音楽は、西部劇にしては変則の、フォーク系のポップスというような音楽。 |
④Fields of Green and Skies of Blue(⑦も同じ)のメロディなど、ある程 |
度ヒットしたからなのか覚えている。 |
覚えていると言えば、ここには入っていないが、バフィー・セント・メリーと |
いう歌手が歌った主題歌があって、大ヒットした。これが、なんとワタシえ |
らく苦手で、このCDにはラッキーなことに入っていないので、聴いてみる |
気になった(ホントです)CD。歌手の歌い方も好きでなかったが、なにがイ |
ヤといって、音程の不安定さもさることながら、途中でテンポが不自然に |
動くのがどうしても納得できなくてダメだったのですな。やりきれないよう |
な映画の幕切れの記憶より、この主題歌の気色悪さのほうが残ってしま |
った。 |
キレはなくもないけれど、バッドの音楽もそう魅力なかったんだなあ。残 |
念。 |
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ジャケット写真、インディアンの裸の娘が後ろ手に縛られて坐っている図、 |
キャンディス・バーゲンだったかどうか思う出そうとしているのだけど・・・よ |
くわからない。多分そうじゃないか。それにしては日に焼けすぎか・・・。 |
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ニューシネマという言い方で有名なのは「イージー・ライダー」で、なにもこ |
んな描かれ方をしなくったって十分にわかっているのに、わざわざいらだ |
つように表現される。新しい表現なんて感覚はなくて、やたら腹を立てて |
劇場を出てきたように覚えてます。そのくらいの感性の時にたくさん映画 |
を観てるんですねえ。そこそこ勘違い的な観方をしたままになったものも |
たくさんあるんだろうなあ・・・ |
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(2)これはどうも‘荒野の7人’の焼き直しみたいな作品じゃないか。 って、 |
あたりまえで、Seven magnificent men rolled into one なんて写真に書 |
いてあって、ユル・ブリナーが黒装束ではないが、ライフルを構えているん |
だもの。非常に明るく、シャキッとした音楽。⑩などなんとボサノヴァ。でも |
(『ブッチ・キャシディとサンダンス・キッド』のバカラックの音楽を考えれば) |
違和感などきっとなかったに違いない。弦のオブリガートも締まっており、 |
全体的にはどこかにコープランドっぽさとかと‘荒野の7人’の雰囲気も嗅 |
ぎ取れる音楽。悪くない。 |
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(3)観てないけど記憶はある。この頃出演作が多かった地味なマイケル・ |
ヨーク。⑮はちょっとミリタリー調、⑯はなかなか美しい弦と合唱。 |
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(4)ヨーロッパ調のピアノムード。やはり弦のオブリガートがあちこちで美 |
しい。こんなに転がすピアノも珍しというか、、、バッドが弾いているんだろ |
うな。大時代な感じ。まあそれだけですが。 |
ピーター・フィンチは地味だけど、ワタシわりと好きな俳優さんだったです。 |
アルバート・フィニーが老けてきたらちょっと似てきた・・・ |
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(5)また‘荒野の7人’関係かいな。コメディとのことで、バッド本来のジャ |
ズ系の演奏形態。マンシーニとバカラックを一緒にしたような楽曲。映画 |
は未公開。よほどつまらなかったんだろう。 |
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メインの(1)よりは、それ以外のほうがよかったよう。残念賞だなあ。 |
バッドの落穂ひろい的な映画音楽集になってしまっている。 |
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