20160831(了) | CD5(Tot.68:10) | (1)交響曲 第7番 Op.77 「田園」 (1902) | ①10:18 ②12:34 ③5:11 ④10:38 | (2)交響的絵画「クレムリン」 Op.30 (1891) |
⑤アレグロ 9:11 ⑥アンダンテ 10:58 ⑦モデラート 9:20
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(1)Sym.7:
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ベートーヴェンの「田園」を意識した作品とのこと。初めて聴いた。 |
第一楽章がまさに! あれは‘田舎を歩く時の楽しい気分’なんてのだ |
ったっけねぇ。 |
他にもいろいろあるのかもしれないが、ワタクシメにはわからず。たとえ |
ば嵐らしいものはなかったし、そのあとのすがすがしい感じもなかった。 |
とまあ、「田園」を意識したものというからこういうふうに書いてしまうが、 |
さっぱりしたいい曲だと思う。 |
②は厳かなアンダンテ |
③はコサックの踊りを連想させるようなスケルツォで、①のメロディの変 |
形みたいな感じ |
④やはり①のメロディを引き継いでいる。晴れやかで堂々としている。 |
管の強奏時の音色はどういうものかイマイチ(もう何度か書いている)だ |
けれど、フィナーレにふさわしい。ロシア的エンディングももたつかない。 |
4番、6番よりまとまりがいいかも。 |
<★★★☆> |
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(2)「クレムリン」: |
3部に分かれ、合計30分近くもある大きな管弦楽曲。 |
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今日、NHKのBSで、たまたまクレムリンの特集をやっていて、観た回は |
「ロマノフ秘宝伝説/栄華を支えた女たち」。クレムリン宮殿の中を、TV |
初公開の建物なんてのも含めて、歴史ともども観ることができた。(案内 |
役はバレリーナを引退し、女優という肩書だけになった草刈民代さん。) |
女たちというのは、エカチェリーナ2世、アレクサンドラ皇后、その姉エリ |
ザベータ。まあその女性たちの運命やラスプーチンや革命も生々しいし、 |
秘宝もすごいんだけれど、ここではやっぱり、建物の豪華絢爛さ。もうそ |
のあくなき欲望に唖然呆然。(彼女は3人の女性に感情移入しているみ |
たいだった。描かれ方もよかったので、それは理解できたが、ことここの |
建物に関してはワタシはどうしても気色悪さが先に立つ。) |
ロマノフ王朝の本来の生活の場はサンクト・ペテルブルクにあったが、政 |
治や宗教の中心はモスクワのここクレムリンであり、建物の大半は極論 |
すれば主に戴冠式のためだけにあった・・・。(クレムリンてのはあの28 |
万㎡を取り囲む10mほどの高さの「壁」のことをさすんだってね、知らん |
かった。) |
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これの音楽かよと思えば、頭の中はチッタァ具体的になろうってもんだ。 |
テレビでもこのグラズノフの音楽も用いていたみたい。⑤は外枠的だけ |
れど、特に⑥はほの暗い、非常にムードたっぷりの抑えた曲調で、建物 |
の内側から見る感じ。帝政ロシアの最後なんかに思いを馳せるにふさわ |
しい。 |
プーチンさんの執務室なんかもあると紹介された建物なんざ、さっと通り |
過ぎよう。12月に来られる?色丹だか歯舞だかをやたら開発してるなん |
て記事を読んだばかりで、どうもなあ・・・ おっと脱線、、、 |
⑦は晴れ晴れと祝典的。ここでの金管群は、音がいい。わりと落ち着い |
ていて、荒っぽくないぞ。 |
好きかどうかはともかく、立派な曲。 |
<★★★△> |