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Sym.2: ①ファンファーレで厳かに始まるも結果的にはいささか野暮っ |
たい。 ②甘味料たっぷりの緩徐楽章だが、意外なほど含蓄があるとい |
うか、思索的で素晴らしい。 こうでなくちゃ! ③きちっとしたアレグロ。 |
④勇壮な終楽章。エンディングはやっぱり少しもたついたけれど・・・ |
第1番よりは「新しく」なった。ただちょっと冗長感あり。 |
で資料によれば尊敬するリストの追悼に捧げられ、副題は「復活」。本 |
人が付けたかどうかは知らない。キリスト教の、ロシア正教会の、宗教 |
上の言葉なのだろう。№も副題も同じマーラーの名曲はもちださないに |
しても、とにかくえらい違いで、宗教的雰囲気はほぼない。せいぜい第 |
一楽章のおしまいのところと第二楽章の‘思索’かな。 |
<★★★△> |
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⑤ギリシャ序曲1番: ギリシャっぽいテーマをロシア風に料理。ロシア |
ふうの中にはコーカサスふうな匂いも。Sym.1より前の作品番号が付 |
いている。習作というわけでもないんやろね。こうした標題系のほうが |
俄然生き生きしている気がする。 |
⑥ギリシャ序曲2番: Sym.1の次の作品番号。テーマがギリシャ風か |
どうかはよくわからないが、前曲と同じように料理されていく。それは |
東欧風だったり‘中央アジアの草原にて’みたいだったり。 |
コルサコフ先生のカラフルさもたっぷりで、非常に安定感のある曲作り。 |
この2曲初めて聴いたが、教師のようにとても‘うまい’作品なんじゃな |
いか。あるいは先生に教えてもらった通りに書いたか。 |
<★★★☆> |