休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

グラズノフ/交響曲第2番「復活」ほか

グラズノフ 交響曲全集
ALEXANDRE KONSTANTINONICH GLAZOUNOV(1865-1936)
   エウゲニ・スヴェトラーノフ指揮/ロシア国立交響楽団
   録音:1989-1990年、露、モスクワ、チャイコフスキー音楽院大ホール
   CD/6枚組/Ⓟ1989,1990 Svetlanova ⓒ2010 Svetlanova

     Made in E.U./Warner Classics & Jazz/輸入/ネット

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20160819(了)
CD2(Tot.79:17)
(1)交響曲 第2番 Op.16 「復活」 (1886)
  ①14:34 ②13:21 ③7:25 ④12:38
(2)ギリシャの主題による序曲 第1番 Op.3 ⑤ 15:00

(3)ギリシャの主題による序曲 第2番 Op.6 ⑥ 16:29

Sym.2: ①ファンファーレで厳かに始まるも結果的にはいささか野暮っ
 たい。 ②甘味料たっぷりの緩徐楽章だが、意外なほど含蓄があるとい
 うか、思索的で素晴らしい。 こうでなくちゃ! ③きちっとしたアレグロ 
 ④勇壮な終楽章。エンディングはやっぱり少しもたついたけれど・・・
 第1番よりは「新しく」なった。ただちょっと冗長感あり。
 で資料によれば尊敬するリストの追悼に捧げられ、副題は「復活」。本
 人が付けたかどうかは知らない。キリスト教の、ロシア正教会の、宗教
 上の言葉なのだろう。№も副題も同じマーラーの名曲はもちださないに
 しても、とにかくえらい違いで、宗教的雰囲気はほぼない。せいぜい第
 一楽章のおしまいのところと第二楽章の‘思索’かな。
 <★★★△>
ギリシャ序曲1番ギリシャっぽいテーマをロシア風に料理。ロシア
 ふうの中にはコーカサスふうな匂いも。Sym.1より前の作品番号が付
 いている。習作というわけでもないんやろね。こうした標題系のほうが
 俄然生き生きしている気がする。
ギリシャ序曲2番: Sym.1の次の作品番号。テーマがギリシャ風か
 どうかはよくわからないが、前曲と同じように料理されていく。それは
 東欧風だったり‘中央アジアの草原にて’みたいだったり。
 コルサコフ先生のカラフルさもたっぷりで、非常に安定感のある曲作り。
 この2曲初めて聴いたが、教師のようにとても‘うまい’作品なんじゃな
 いか。あるいは先生に教えてもらった通りに書いたか。
 <★★★☆>