休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

グラズノフ(1)

イメージ 1
グラズノフ 交響曲全集
ALEXANDRE KONSTANTINONICH GLAZOUNOV(1865-1936)
   エウゲニ・スヴェトラーノフ指揮/ロシア国立交響楽団
   録音:1989-1990年、露、モスクワ、チャイコフスキー音楽院大ホール
   CD/6枚組/Ⓟ1989,1990 Svetlanova ⓒ2010 Svetlanova
     Made in E.U./Warner Classics & Jazz/輸入/ネット
 
20160815(了)
CD1(Tot.70:39)
(1)交響曲 第1番 Op.5 「スラブ」(1882)
  ①10:53 ②4:57 ③11:23 ④9:57
(2)交響曲 第5番 Op.55 「ワグネリアン」(1895)
  ⑤11:27 ⑥5:22 ⑦10:12 ⑧6:24
CD1)
Sym.1:優雅に始まってドイツや東欧などの古典からロマン派にかけての
 イメージで、更にちゃんとロシアの香りもする。
 終楽章がもたつくのと、さわやかではあっても全体に冗長さがあるのが
 結びつく。
 <★★★△>
 
Sym.5:「ワグネリアン」? わからない。
 ⑤やぼったい始まり ⑥ブラームスのSym.2の第3楽章に似た木管、あ
 るいはバレエのグラン・パ・ド・ドゥなんかを思わせるような。ま、バレエ
 のことを言い出すとグラズノフではやたら出てくるのできりがない。⑦分
 厚い弦による美しいメロディは、チャイコフスキーラフマニノフ(8歳年
 下)を思わせる。ちょっと暗めに咆哮するブラスがそれに挟まるのがオ
 ペラっぽい。ドラマティックさが少ない作曲家だから貴重かもね。 
 ⑧調子のいい終楽章なんだが、1番と同様、いやもっとかな、終り方が
 もたついてしまい、曲全体の印象すら損なっている。⑥⑦が素敵。
 <★★★☆>