休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

リムスキー=コルサコフ:Sym.1&2

イメージ 1
 
20160816(了)
リムスキー=コルサコフ
Nikolai Andreyevich Rimsky-Korsakov(1844-1908)
(1)交響曲 第1番 ホ短調 Op.1(改訂版)
 ①8:46 ②7:09 ③5:06 ④5:49
(2)交響曲 第2番(交響的組曲 Op.9 「アンタール」
 ⑤9:33 ⑥4:14 ⑦5:14 ⑧9:15
  アンドレ・アニチャコフ指揮/サンクトペテルスブルク国立交響楽団
  録音:1993年7月、ロシア、サンクトペテルスブルク放送スタジオ Tot.55:32
  CD/Ⓟⓒ1994/管弦楽曲/NAXOS/輸入/中古
  <★★★☆>
 
(帯惹句) ◆「これぞロシア初の交響曲」という賛辞とともに誕生した第1番
   ◆ロシア民謡を多用して作ったデビュー作を円熟期に徹底改良!
   ◆第2交響曲はアラビアの詩人アンタールの冒険物語の音楽で表現
   ◆人間への絶望、魔鳥との闘い、妖精との愛などを見事に描く
グラズノフを聴き直すにあたって、その師匠のもの(交響曲)も聴いてみよ
うと、中古屋で選んだ。(中古屋の棚に見つけたのは本当だけれど、理屈
はじつは後付。)
録音悪くはないけれど、残響がかなり人工的。
ムラヴィンスキーが率いたレニングラードフィルハーモニーと同じ町にある
のね。案外もとが同じ楽団だったりして、と思ったが、1969年創立の新し
いオーケストラ。
さてさて、グラズノフとの共通点、、、たしかに少しあるんだなあ。
(1) 作品1ながら、後年徹底改良したというだけに、非常にまとまりのい
いシンフォニー。シューベルトメンデルスゾーンのような感じの古いロマ
ン派の調子にロシアっぽさがしょっちゅう匂う。それに独特のカラフルさ。
古くさいくせに、とても新鮮に響きました。
(2) ご存知「シェヘラザード」の色使いがすでに聴ける。
というより、「シェヘラザード」という曲の構成のもとになっているのかもしれ
んね。テーマの扱いなど、なんとなく共通点があるみたいな。
(交響組曲)とあるのがぴったり。
この2番は聞き覚えがある。
1番も2番もとても聴きやすい。イメージが変わった。
3番てのもあるんや。聴いたことはないけれど、さて、どないしようか。
シンフォニーってのは、概して気張って作曲するから、個性がのびやかに
は出てくるとはかぎらないとおもっていて、この両作曲家にとっても、さほ
ど向いた形式ではなかったんじゃないかっていう印象を持った。グラズノ
フを聴き直す前に書くのもなんですが。
もっとも、ドイツの‘絶対音楽’だとか精神性だとかを気にするような音楽
でなく、管弦楽を気楽に楽しめばよろしいというもの。
第3番、気にしておきましょう・・・