(帯惹句) ◆「これぞロシア初の交響曲」という賛辞とともに誕生した第1番 |
◆ロシア民謡を多用して作ったデビュー作を円熟期に徹底改良! |
◆第2交響曲はアラビアの詩人アンタールの冒険物語の音楽で表現 |
◆人間への絶望、魔鳥との闘い、妖精との愛などを見事に描く |
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グラズノフを聴き直すにあたって、その師匠のもの(交響曲)も聴いてみよ |
うと、中古屋で選んだ。(中古屋の棚に見つけたのは本当だけれど、理屈 |
はじつは後付。) |
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録音悪くはないけれど、残響がかなり人工的。 |
ムラヴィンスキーが率いたレニングラード・フィルハーモニーと同じ町にある |
のね。案外もとが同じ楽団だったりして、と思ったが、1969年創立の新し |
いオーケストラ。 |
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さてさて、グラズノフとの共通点、、、たしかに少しあるんだなあ。 |
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(1) 作品1ながら、後年徹底改良したというだけに、非常にまとまりのい |
いシンフォニー。シューベルトやメンデルスゾーンのような感じの古いロマ |
ン派の調子にロシアっぽさがしょっちゅう匂う。それに独特のカラフルさ。 |
古くさいくせに、とても新鮮に響きました。 |
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(2) ご存知「シェヘラザード」の色使いがすでに聴ける。 |
というより、「シェヘラザード」という曲の構成のもとになっているのかもしれ |
んね。テーマの扱いなど、なんとなく共通点があるみたいな。 |
(交響組曲)とあるのがぴったり。 |
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この2番は聞き覚えがある。 |
1番も2番もとても聴きやすい。イメージが変わった。 |
3番てのもあるんや。聴いたことはないけれど、さて、どないしようか。 |
シンフォニーってのは、概して気張って作曲するから、個性がのびやかに |
は出てくるとはかぎらないとおもっていて、この両作曲家にとっても、さほ |
ど向いた形式ではなかったんじゃないかっていう印象を持った。グラズノ |
フを聴き直す前に書くのもなんですが。 |
もっとも、ドイツの‘絶対音楽’だとか精神性だとかを気にするような音楽 |
でなく、管弦楽を気楽に楽しめばよろしいというもの。 |
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第3番、気にしておきましょう・・・ |