休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ヴィラ=ロボス/ハーモニカ協奏曲

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20160713(了)
ヴィラ=ロボス(1887-1959)/ハーモニカ協奏曲
ハーモニカ協奏曲 21:02
 ①Allegro moderato 8:00
 ②Andante;Piu mosso 7:26
 ③Allegro 5:27
④ブラジル風のバッハ第5番:アリア 5:45
⑤エヴォカシオン 4:06
⑥黒い白鳥の歌 3:51
⑦この道で 2:04
ジョアン・カンブェーテ 1:56
⑨クラシック・サンバ 4:55
聖フランシスコ川の櫓手  1:26
クルミアッス神父 2:27
⑫マルクエザ・デ・サントスのためのルンドウ 2:28
⑬すべてを投げ出して  0:58
⑭ジャンゴ(聖ヒエロニムス) 1:09
⑮水兵の歌 3:30
⑯こわれたギター 3:16
⑰インプロヴィゾ(即興曲) 第7番 3:48
 ロバート・ボンフィーリオ(ハーモニカ)/
 ジェラード・シュウォーツ指揮/ニューヨーク室内交響楽団
 録音;1988年8月、RCA Studio A (NY?)
 1990年/CD/協奏曲・器楽曲/BMGビクター/邦盤/中古屋
  <★★★★>
(帯惹句) ロバート・ボンフィーリオは新しい世代を代表するハーモニカ・
ヴァーチュオーソとして、ユニークな人気を博している。レパートリーは
バッハからヴィラ=ロボスまでと広く、ブルースやポップスも得意としてい
る。映画やテレビにも出演し、映画『クレーマー・クレーマー』に流れる
哀調を帯びたハーモニカの音楽は彼の演奏である。
④以下の小品集でも、ちゃんとオケ伴になっているので、ついでのオー
ケストレーションかと思いきや、ちゃんとしたもので、協奏曲との大きな
ギャップはない。そりゃもちろん、協奏曲のほうがりっぱだけど。
協奏曲。ハーモニカというだけでも音色的インパクト絶大。
録音技術の助けあってのアルバムなんだろうが、例えば、珍しくも美味
なる料理をいただく感じとでもいいますか。
分りにくさはいっさいない。
翳りはほんの彩り程度で、ひたすらに明るくセンスいっぱい。詩情がす
ばらしい。
14曲も入っている小品集も、引けを取らない。
14曲もあってほとんどが叙情的ながら、詩情と一口に言えない、その
バラエティの豊かさは汲めども尽きぬという感じで、つまりはこれがヴ
ィラ=ロボスなんやろね。ブラジルの枠なんてない。
珍しいものに出逢えた。
28年前の録音。もうデジタル録音、CDというものが出始めて4-5年たっ
ているものの、けっこう古いという感覚がある。
まだ30年ちょいというか、もう30年というか、コンパクト・ディスクも成熟
しましたねえ。
こんなパッケージもの、なくなると思ったのですが、どっこい、こらえてい
る。発売≒配信に完全移行というのはないのかな。いや、わたしはこの
「パッケージ」があるほうがいい。ガラパゴスでけっこう。
 
映画『クレーマー・クレーマー』に流れる・・・
たしかこのサントラは、バロックのコンピレーションだったので、聞いてみ
ようと思ったことがない。
映画は観たものの、じつは大して覚えていない。ハーモニカも。ちゃんと
観ていないんでしょう。