休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ニールセン Sym.4・5・6ほか

イメージ 1
20160601(了)
ニールセン  Carl Nielsen(1865-1931)
CD1)71:59
(1)交響曲 第4番「滅ぼし得ざるもの(不滅)」Op.29(1914-16)
 ①12:10 ②5:06 ③9:48 ④9:09
(2)交響曲 第5番 Op.50(1921-22)
 Ⅰ ⑤10:34 ⑥9:22 Ⅱ ⑦5:27 ⑧2:52 ⑨4:36 ⑩2:40
CD2)69:44
(3)交響曲 第6番「素朴な交響曲 (1924-25)
 ①13:01 ②4:01 ③5:58 ④11:00
   ヘルベルト・ブロムシュテット指揮/サンフランシスコ交響楽団
   録音:4番&5番 1987年、6番 1988年 サンフランシスコ/デイヴィーズ・
       シンフォニー・ホール 
(4)小組曲(弦楽のための) Op.1(1888-9)
 ⑤3:17 ⑥5:36 ⑦6:32
(5)愛の賛歌(Hymnus amoris) Op.12(1896-7)
 ⑧8:35 ⑨5:40 ⑩5:57
   Barbara Bonney(sp)、John Mark Ainsley(te)、Lars Pedersen(te)
   Michael W. Hansen(bar)、Bo Anker Hansen(bs)、
   デンマーク国立放送合唱団、コペンハーゲン少年合唱団
   Ulf Schirmer指揮/デンマーク国立放送交響楽団
   録音: 1995年8月 コペンハーゲン、Radio Studio
  ⓒ1999/CD2枚組/管弦楽曲/DECCA/Universal Music/輸入/ネット
  CD1 <★★★☆>
  CD2 <★★★△>
 
ニールセンをこうやってまとめて(たった2枚だけど)聴くのは初めて。
ちょっと構えて聴いて、メモも一応取ったんだけれど、それは消しはしな
いものの、アップはやめ。
フィンランドシベリウスと同じようにデンマークの代表的顔。
いちばん印象的なのは、カラヤンのDG録音(4番)ですかね。
ワタシには、交響曲3曲を通じて共通する点があって、それはあちこちで
感じられた古典的なところとブルックナーっぽいところ。これは緩徐楽章
でもスケルツォ的なところでも。常に感じられるわけでもないんですがね。
まとまりがいい順は 6-5-4、曲想が多い順では4-5-6、なんとなく社会的
事象などに絡んでいそうな順は 6-5-4。面白さは、むずかしいな、4-5-6 
で、楽しさは同じくらい・・・(6)の諧謔味が楽しめるときとダメなときがあ
るだろうというあたり。
二枚目の(4)(5)は若い時の作品で、ロマン派の音楽。
シベリウスの涼しさのようなものはそんなにはないが、そう熱くもならな
いし、逆に暗くもならない。
子供のころは、食べ物について、けっこう苦手なものが多かったのが、
大人になるまでにそれがずいぶん減ったし、残りの苦手なものも大人に
なってからも減り続けて、今はダメなものはほとんどなくなった。
音楽については、苦手なものの減り方は食べ物ほどじゃない。
ま、ニールセンは苦手に近かったわけだが、舌が変わるようには変わら
なかったもののひとつ。ただ、嫌いというわけでもなくなったとは言える
かな。
屁理屈。
とにかく、ワタシにとっては特別扱いする音楽ではなかったなぁ。
ブロムシュテット/サンフランシスコ響の演奏はとても誠実でバランスが
いい感じ。でもオケの音色は特に素敵というものでもなく、普通。
デンマークでの録音(4)(5)も同じ。