Tsu社にいつものようにDVDを返却し借りるものを選んで出ようとしたら、 |
この、ワタシ全く知らない原宏一なる作家の文庫本が6-7冊、レコメンド |
付きで並べてあった。手に取ってみたらなんだかそのレコメンドが面白く、 |
中から一冊選んで、通常のDVDのレンタルと併せてレジへ。 |
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こんな経緯なんかどうでもいい話です。 |
とまれ、こんなことしていたら、積読分が減らん。 |
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(「BOOKデータベースより) 経営不振の割烹居酒屋『やすべえ』の店主ヤ |
スは、ある人物を雇って欲しいと常連客に頼まれた。それはなんと、片 |
倉という県庁の役人。居酒屋に天下った片倉は元役人の事務能力を |
発揮、食材の一元管理と仕入れの効率化で店を黒字に転じた。勢いに |
のった片倉はヤスに店舗拡大を唱え始めるが・・・『天下り酒場』)。『床 |
下仙人』でブレイクした著者が放つ、現代日本風刺小説。 |
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だいたいがサラリーマンの世界のよう。 |
ブラックユーモアだとかアイロニーであり、本質的には思いつき≒ナン |
センスなので、例えば星新一のちょい長ヴァージョンという感じ。またそ |
う書いてみると、ちょっとスラプスティック風SFのジャンルに近い気もす |
る。 |
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一作目から、作者の個性?炸裂。呑み屋が役所(天下り中心)に徐々に |
席捲され、しまいにゃあ乗っ取られる!!! その奇想が怒涛のごとく迫るさ |
ま、そして嵐が去るさまには、唸らされる。 |
糞まじめに受け取っているようでは、絶対に楽しめない。多分腹が立っ |
て、本を燃やしたくなるんじゃないですかね。 |
そりゃ、ちょっと極端か。 |
例えば・・・落語を楽しむように読めるという言い方もできそう。 |
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最後の一篇だけは、実はワタシ、読みながら激しく反応してしまいまし |
て、反省・・・ |
間違いなく楽しみました。 |
たちまち読める。もっと面白いのもあるようで、ウーン、誘惑やなあ。 |