ワタシはこのグループ、初めて聴いた。 |
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(Amazon紹介)偉大なるキューバン・バンドのイラケレは、アメリカのキューバ |
に対する通商停止の理由のみで、1977年になるまでメインストリームのジャ |
ズ・オーディエンスにその存在が知られることがなかった。キューバに君臨す |
る大物バンド、オーケストラ・キュバナのメジーカ・モデルナが1971年にイラケ |
レを作った。新しいグループのリーダーたちは、素晴らしい技巧の持ち主、ピ |
アノのチューチョ・バルデス、トランペットのアートゥーロ・サンドバル、そしてサ |
キソフォンのパキート・デ・リヴェラだ。77年の規制解除の後、バンドはアメリカ・ |
ツアーを行い、コロンビア・レコードと契約した。ここに収録された素材はコロン |
ビア時代のもので、ほとんどは1979年のニューヨークでのライヴを録音したも |
のだ。ジャズを複雑にアレンジしてサルサのリズムと合わせてみせるバンド |
の能力は啓示のようである。(John Swenson) |
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ベストものといっても、初期の集大成的なものでもあるようなので、1アルバ |
ムと見てもよさそう。大半がニューヨークでのライブが音源みたい。 |
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ラテン・フュージョン・バンドとして、演奏レベルは非常に高いと思ったものの、 |
この前に聴いたファニア・オールスターズと、じゃあどんだけ違うのかなあと |
考えると、うまくは言えない、、、似てる。 |
②のバラード系の曲など、弦のオブリガートまで付けて、ハリウッドの探偵も |
のの映画みたいというか。③なら(歌がなければ)たとえば、まるでラロ・シフ |
リンの「ダーティー・ハリー」・・・、まあ良いも悪いもない、この頃はこういうの |
が流行っていたというだけなんじゃないか。 |
先日聴いたファニアのものが、若干かしこまった感じのアルバムだったのに |
対し、こちらは中にワイルドなものがいくつか入って(①などその代表)、体臭 |
のようなものすら嗅げる気がするのが大きな特色かしらん。ライブだからとい |
うこともあるかも。 |
傑作は長大な⑦。ルーツがアフリカであることを強烈に感じさせるトラック。 |
紹介文の「偉大なる」の表現はこの辺りだろうか。 |
次の⑧は異色で、モーツアルトのテーマをいくつか使ったフュージョン。少し |
ぎょっとさせられるも、ソプラノ・サックスのインプロヴィゼーションに乗せられ |
る。⑨はむしろ少なめな、うんとオーソドックスなアフロキューバン。 |
振り返ってみれば、ベスト・オブと謳っているだけのことはあって、演奏スタイ |
ルのヴァラエティ、幅の広さはなかなかのもの。ティト・プエンテやポンチョ・サ |
ンチェスは、こういうスタイルを、幅の広さは残しつつも、もっと洗練させたとで |
もいうところなんだな。 |