|
(映画.com解説から) ロサンゼルスの有名レストランで総料理長を務めるカー |
ルは、口うるさいオーナーや自分の料理を酷評する評論家とケンカして店を辞 |
めてしまう。心配する元妻イネスの提案で、息子パーシーを連れて故郷のマイ |
アミを訪れたカールは、そこで食べたキューバサンドイッチの美味しさに驚き、 |
フードトラックでサンドイッチの移動販売をすることを思いつく。カールはイネス |
やパーシー、仲間たちの協力を得て、マイアミからニューオリンズ、ロサンゼル |
スへと旅を続けていく・・・ |
|
前提としては、このシェフ、料理のことしか頭になく、腕が素晴らしくて研究熱 |
心。かなりワンマンで切れやすく強引なところもあるが、心根はやさしい。 |
弱みは分かれた奥さんと暮らす一人息子(10歳手前くらいだっけ)との関係。 |
|
悪人はいないようなものですが、挙げるとすればダスティン・ホフマン演じるレ |
ストランのオーナー。彼が新メニューへの変更を許さなかったためにこのドラ |
マが回転、成立するから。穏やかなキャラで通したので悪役とは言いづらい |
けれどね。 |
『靴職人と魔法のミシン』をちょっと前に観た時、ホフマンはユダヤ系ではない |
かと書いたんだった。未確認。でもこういうオーナーが金儲けに巧みなユダヤ |
人であるなんてえのは、いかにもありそうという感じがする・・・ と空想のさら |
なる上塗り・・・ |
|
もう一つの主役はスマホやネット。SNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス?)。 |
良くも悪くもブログやツイッターの威力。 |
父子の関係と同等の重みをもって描かれた映画という見方も、できるんじゃな |
いかしらん。 |
意地悪な見方をするなら、ネットの威力という要素なしでも、父子の関係は改 |
善しうる内容だろうに。もっとも、ここでは息子自身がすでにネットの申し子の |
ような感じになっちゃってる。 |
‘この方向’で社会は変化し続けるようなんだね。もうそれなしでは世の中、に |
っちもさっちも行かなくなっちまってる‘かのごとく’。 |
熊本の被災地でも、これがなきゃ支援物資だってちゃんと集まらないじゃない |
か!などと叱られても困る・・・ |
観ながらどうしてもしっくりこないワタクシメはいまだガラケー。 スマホに換えて |
情報まみれになる(?!)気にはならないのです。(五十歩百歩かもしれないです |
がね。) |
これに関する我らがシェフの順応は早かった! |
|
|
長くなっちまうが、最後に音楽。メキシコ州だかでのカントリーの匂いのするうよ |
うなロック系2曲以外は、ほぼサルサばかり。 |
サルサが好きになったからだろうか、よく合ってました。こういう言い方をするの |
も誤解を招きかねないけれど、音楽はソースミュージックで済んだ映画。 |
おしまいなんか大好きな曲(T・プエンテのものでしょ?)でした。 |