休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』

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20160429(了)
映画『シェフ 三ツ星フードトラック始めました』 CHEF
  ジョン・ファブロー監督・製作・脚本&主演//ジョン・レグイザモ/
  ソフィア・ベルガラ/ボビー・カナベイル/スカーレット・ヨハンソン/
  ダスティン・ホフマン/オリヴァー・プラット/ロバート・ダウニー・Jr.
  2014年/米映/115分/DVD/レンタル
  <★★★△>
 
(映画.com解説から) ロサンゼルスの有名レストランで総料理長を務めるカー
ルは、口うるさいオーナーや自分の料理を酷評する評論家とケンカして店を辞
めてしまう。心配する元妻イネスの提案で、息子パーシーを連れて故郷のマイ
アミを訪れたカールは、そこで食べたキューバサンドイッチの美味しさに驚き、
フードトラックでサンドイッチの移動販売をすることを思いつく。カールはイネス
やパーシー、仲間たちの協力を得て、マイアミからニューオリンズ、ロサンゼル
スへと旅を続けていく・・・
前提としては、このシェフ、料理のことしか頭になく、腕が素晴らしくて研究熱
心。かなりワンマンで切れやすく強引なところもあるが、心根はやさしい。
弱みは分かれた奥さんと暮らす一人息子(10歳手前くらいだっけ)との関係。
悪人はいないようなものですが、挙げるとすればダスティン・ホフマン演じるレ
ストランのオーナー。彼が新メニューへの変更を許さなかったためにこのドラ
マが回転、成立するから。穏やかなキャラで通したので悪役とは言いづらい
けれどね。
『靴職人と魔法のミシン』をちょっと前に観た時、ホフマンはユダヤ系ではない
かと書いたんだった。未確認。でもこういうオーナーが金儲けに巧みなユダヤ
人であるなんてえのは、いかにもありそうという感じがする・・・ と空想のさら
なる上塗り・・・
もう一つの主役はスマホやネット。SNSソーシャル・ネットワーク・サービス?)。
良くも悪くもブログやツイッターの威力。
父子の関係と同等の重みをもって描かれた映画という見方も、できるんじゃな
いかしらん。
意地悪な見方をするなら、ネットの威力という要素なしでも、父子の関係は改
善しうる内容だろうに。もっとも、ここでは息子自身がすでにネットの申し子の
ような感じになっちゃってる。
‘この方向’で社会は変化し続けるようなんだね。もうそれなしでは世の中、に
っちもさっちも行かなくなっちまってる‘かのごとく’。
熊本の被災地でも、これがなきゃ支援物資だってちゃんと集まらないじゃない
か!などと叱られても困る・・・
観ながらどうしてもしっくりこないワタクシメはいまだガラケースマホに換えて
情報まみれになる(?!)気にはならないのです。(五十歩百歩かもしれないです
がね。)
これに関する我らがシェフの順応は早かった!
長くなっちまうが、最後に音楽。メキシコ州だかでのカントリーの匂いのするうよ
うなロック系2曲以外は、ほぼサルサばかり。
サルサが好きになったからだろうか、よく合ってました。こういう言い方をするの
も誤解を招きかねないけれど、音楽はソースミュージックで済んだ映画。
おしまいなんか大好きな曲(T・プエンテのものでしょ?)でした。