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5)『Fancy Meeting You Here』 大御所B・グロスビーとのデュエット。 |
御大の落ち着きはらった歌唱に楷書っぽく対抗、十分に頑張れているもの |
の、なぜか個性が生きない感じ。それに、ハイローズの時もそうだったが、 |
ここでも曲によって鼻声に聞こえるものがある。風邪をひきやすい体質なの |
か、そう聞こえがちなだけか・・・。バックの楽団は表記がないが立派。 |
後半にはヨーロッパの曲やアジアを歌ったような旅行っぽい内容になって |
いる。安直で、正直あまり面白くない。多分クロスビーがあまり好きではない |
せいだろうな。歌い方は似ていても、ワタシはペリー・コモのほうが好き。ロ |
ージーと合うかどうかはわからないけど。(なんて、60年近く前の組み合わ |
せを言ってもしょうないワ) |
<★★★△>
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6)『A Touch of Tabasco』 ペレス・プラードは数多くの英米系の歌手と録音 |
しているはずで、手馴れたもの。ラテン以外の曲も多いが、手を変え品を変 |
えちゃんとラテンとして消化している。 |
タイトルはいいんだけどねぇ。 |
歌唱は珍しく声を張り上げたりして若干余裕のないところもあるけれど、ち |
ゃんと「仕事」はしているというところ。まあお互い様やろか。 |
ここでも鼻声っぽく聞こえる曲がいくつか。 |
<★★★△>
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