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1)『Hollywood's Best』 デビューLPだそうな。ものすごく正確に歌おうとし |
ていて、気遣いが感じられるほど。ストレートな表現ではあるけれど、スラ |
ーの使い方なんて、ちょっと古臭い。いやもちろん古いんだけどさ。 |
(もっと古い録音が入ったCDを1枚持っているので、デビューというのは怪 |
しい。) |
前半こそべったりしたムードトランペットが活躍するが、後半はハリー・ジェ |
イムズだか何だかわからん感じになってくる。
<★★★△>
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2)『Blue Rose』 エリントンがいいですねえ。クルーニーは釣られるように |
濃く感じられる歌唱。バンド専属の歌手みたい。(褒め言葉です) ここには、 |
ワタシでも名を知っているジョニー・ホッジズやワウワウ=クェンティン・ジャ |
クソンなんてかたたちが在籍してたんでしょうかねえ。ホーンもブラスもす |
ごいアンサンブルだし、ソロもすばらしい。ムード最高、感涙ものの60年前 |
の録音!最後が「ムード・インディゴ」、え?そうかぁ、譜面通りだとこんな |
曲なんだ!みたいな。
<★★★★>
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ライナーノーツの類が一切ないのがちょっとさびしいですが、なに、かまう |
こたぁない。ひたすら明るく、はっきりした発音で、丁寧至極な歌唱。 |