休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ローレム/ピアノ協奏曲 & チェロ協奏曲

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20160409(了)
ローレム/ピアノ協奏曲 & チェロ協奏曲
1)ピアノ協奏曲 第2番 1951年
 ①15:55 ②12:35 ③5:39 (Tot.34:09)
2)チェロ協奏曲  2002年
 ④1:40 ⑤3:59 ⑥7:17 ⑦1:51 ⑧1:27 ⑨4:29 ⑩1:27 ⑪2:59
                                      (Tot.25:09)
  ホセ・セレブリエール指揮/ロイヤル・スコティッシュ・ナショナル
  管弦楽団/
  サイモン・マリガン(ピアノ)/ヤン・ウェン=シン(チェロ)
  録音:2006年8月、スコットランド、グラスゴウ、ヘンリー・ウッド・ホール
  CD/Ⓟ&ⓒ2007/協奏曲/Naxos 8.559315/輸入/ネット
  <★★★☆>
 
<AMERICAN CLASSICS>
ピアノはなかなか技巧的に大変そうな感じもある。なかなか華麗。
和声的には、パリで学んだというだけに、フランスっぽい(≒ラヴェル)の
ような音がふんだんに聴けるも、バックのオーケストラについては、柔ら
かく甘ったるく奥行きがあって、かつアメリカが匂う。
第一楽章は暗さなく、オシャレ。 翳りのある美しい第二楽章は、不自然
な騒ぎ方をするところが少しあるのを除けば、大半は夢見るような心地
よさ。そして軽妙な第三楽章。
ラヴェルガーシュインの出会いでしょう、誰もがその辺を連想するんじ
ゃないか。
えてして、尖がったものじゃないから、現代人のくせになんだ、なに考え
てんだ! みたいなレヴューがありそう。こういうヒト(自分じゃ演奏しない
若い聴き手でしょう、たいてい)はいるものだけれど、果たしていましたな。
こういう若者がいなきゃいけない。もっとも、そういう御仁も、たぶん歳をと
るにつれ、どんどん変わっていく・・・
‘業界’としてだっておおむね時代遅れ。クラシックの音楽会なんて、いま
だに本当に‘古くさい’プログラムのオンパレード。 新聞で見かけるくらい
だけれど、オーケストラの演奏会は概してそうだなあ。尖がったものなん
て、せいぜい人口の多い東京でしか入ってもらえない。アングラ劇場じゃ
ないのにさぁ(?)。
支える「会員」にはお金と時間に余裕のある年寄りが多く、古典派ロマン
派でもって、音楽で表現しうるものは表現し尽くしちゃってるから、以降の
ものに拘ることはないとわかったよ、てなふうに、いわば‘クラシック’に回
帰しちゃった人が多いですからね。それに初心者向けの有名曲も用意し
て啓蒙しなきゃならない。
大雑把にはそんな‘業界’じゃないですかね、、、いわば、伸び悩むべくし
て、伸び悩む。
この頃はどんな感じなんだろ、ホントはね、よくは知らんのです。
クラシック「系」で演奏家として生きてゆくのもタイヘン。長男家族を見てい
て、つくづくそう思う。長男はもうオケを辞めて3年ぐらいになるのかな。奥
さんももうすぐ辞めることになっている。オケに所属していると(一部のトッ
プオケはそうでもないのだろうが)サラリーマンとして縛られるだけで給料
が安く、やりたい自由な活動が容易にできない。
・・・大脱線!
8つの部分に分かれたチェロ協奏曲。それぞれになんかサブタイトルがな
いと淋しいんじゃない?ってんで付けられているが、面倒なんで書かず。
チェロとオーケストラのための組曲というくらいのものだと思う。
ピアノ協奏曲の50年あとの作品にしては、さほど大きな作風の変化は感
じられない気もする。
ラヴェルからもガーシュインからも離れてはいるものの、さまざまな曲想が
なかなか楽しい。ピアノもあちこちで活躍する。
こちらも素敵な‘保守’でした。
録音、演奏、ともによかったと思う。