休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『アンダーグラウンド」

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20160301(了)
映画『アンダーグラウンド」 UNDERGROUND
  第一章「戦争」 1941- 第二章「冷戦」 第三章「戦争」 1992-
  エミール・クストリッツァ監督//ミキ・マノイロヴィッチ/ミリャナ・ヤコヴィッチ/
  ラザル・リストフスキー
  1995年/仏・独・ハンガリー・ユーゴスラヴィア・ブルガリア映/170分/DVD/レンタル
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(シネマトゥデイ解説) ナチス占領から起こった旧ユーゴスラビア動乱の時代
を背景に、50年間も地下生活を送った人々の姿を狂騒的に描き、カンヌ
国際映画祭でパルムドールを受賞するなど高い評価を受けた群像劇。
終戦や国家解体を知らない地下生活者、戦争を機にのし上がるパルチ
ザンなどが、ジプシー音楽をバックに混沌としたドラマを繰り広げる。監
督は、『ジプシーのとき』『パパは、出張中!』といった作品で、世界中に
ファンを持つエミール・クストリッツア。戦争への強烈な皮肉とブラックユ
ーモア、エネルギーあふれる独特の世界観に圧倒される。 
 1941年、ナチスに侵攻されたセルビアパルチザンのマルコは地下室
に弟のイヴァンや仲間のクロらをかくまい、武器を製造させることにする。
英雄となったマルコは地下生活を続ける仲間たちには第2次世界大戦が
続いていると思い込ませる一方、新政府の重要人物としてのし上がって
いくが・・・
圧倒もなにもされません。
いろんな解釈が可能な漫画で観る‘ユーゴ紛争’。というか、内戦のさなか
に製作された先の大戦から紛争中(製作国にユーゴスラヴィアの国名が
ある通り)までの、立ち位置の曖昧な、不可解な作品。
20年前。凝った大作で、長い。170分は長すぎ!!!
ふざけた話です。 ブラックユーモアということになる。
だからなに?ということにもなる。
切実さを笑いのめして‘効果’を期待していることを、オマエ、わからんの
か!と言われても、どうしようもない。困惑するのみ。同じ経験をしても、
多分。皮肉の‘効果’は分かります、一応。なんだ、またか、です。その前
にも後にも人間の愚かさばかりがあって、ほかには何もない。
奇妙な発想など、ふざけている分、ちょっとだけは笑った。
自分は、大分歳を取ってきたが、その取り方の問題ということは、あるんで
しょう。若いときなら、ナンカありそうじゃん、スゴイじゃんと喜んで観たかも
しれない。(想像です。わかりません。) ばかばかしさはよくわかるようにな
ったものの、つきあいたくもなくなってきたよう。
ワタシとしては(自分の責任においてということです、先月のホドロフスキ
ーと同じような意味でもあります)、 単なるチョイスのミス。
 
 
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