(シネマトゥデイ解説) ナチス占領から起こった旧ユーゴスラビア動乱の時代 |
を背景に、50年間も地下生活を送った人々の姿を狂騒的に描き、カンヌ |
国際映画祭でパルムドールを受賞するなど高い評価を受けた群像劇。 |
終戦や国家解体を知らない地下生活者、戦争を機にのし上がるパルチ |
ザンなどが、ジプシー音楽をバックに混沌としたドラマを繰り広げる。監 |
督は、『ジプシーのとき』『パパは、出張中!』といった作品で、世界中に |
ファンを持つエミール・クストリッツア。戦争への強烈な皮肉とブラックユ |
ーモア、エネルギーあふれる独特の世界観に圧倒される。 |
1941年、ナチスに侵攻されたセルビア。パルチザンのマルコは地下室 |
に弟のイヴァンや仲間のクロらをかくまい、武器を製造させることにする。 |
英雄となったマルコは地下生活を続ける仲間たちには第2次世界大戦が |
続いていると思い込ませる一方、新政府の重要人物としてのし上がって |
いくが・・・ |
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圧倒もなにもされません。 |
いろんな解釈が可能な漫画で観る‘ユーゴ紛争’。というか、内戦のさなか |
に製作された先の大戦から紛争中(製作国にユーゴスラヴィアの国名が |
ある通り)までの、立ち位置の曖昧な、不可解な作品。 |
20年前。凝った大作で、長い。170分は長すぎ!!! |
ふざけた話です。 ブラックユーモアということになる。 |
だからなに?ということにもなる。 |
切実さを笑いのめして‘効果’を期待していることを、オマエ、わからんの |
か!と言われても、どうしようもない。困惑するのみ。同じ経験をしても、 |
多分。皮肉の‘効果’は分かります、一応。なんだ、またか、です。その前 |
にも後にも人間の愚かさばかりがあって、ほかには何もない。 |
奇妙な発想など、ふざけている分、ちょっとだけは笑った。 |
自分は、大分歳を取ってきたが、その取り方の問題ということは、あるんで |
しょう。若いときなら、ナンカありそうじゃん、スゴイじゃんと喜んで観たかも |
しれない。(想像です。わかりません。) ばかばかしさはよくわかるようにな |
ったものの、つきあいたくもなくなってきたよう。 |
ワタシとしては(自分の責任においてということです、先月のホドロフスキ |
ーと同じような意味でもあります)、 単なるチョイスのミス。 |