休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

図版2冊

 
20160301(了)
 
ソ連邦所蔵の フランス近代絵画展
                   プーシキン・エルミタージュ両美術館から
  
    京都国立近代美術館東京都美術館神奈川県立近代美術館/朝日新聞
                                              ⓒ1979
エルミタージュ美術館
    国立西洋美術館京都市毎日新聞社 
                                              ⓒ1977
 
図版。
職場(コミセン)には、受付を通り過ぎた奥に広い「コミュニティスペース」という
部屋があって、図書館のように主に学生たちが勉強に使っている。エアコンが
効いていて9時から21時まで使える。そんなに静寂が保たれるわけでもない
のは、名前の通り。
更にその奥に図書のスペースがある。6畳ぐらいの広さかな。そこにコミセンの
利用者が、いらなくなった本を置いてくれている。その場で見る、読むのは自由
で、受付を通せば期日なしで借り出せる。まあ「ほしけりゃあげる」といっている
ようなもの。
説明長い・・・
そこで見つけたもの、借りだした。まわりは茶色でぼろぼろの図版2冊。
①19-20世紀のフランス近代絵画の巨匠たちの73点
37年前の図版、名だたる画家たちの、ほとんど知らない絵。
モロゾフとシチューキンという大変な収集家が競うように集めたという。
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②は15~18世紀のロシアのイコンと16-18世紀西欧の絵画42点
39年前の図版。
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借りたのにたいした理由なし。
これらの中の絵には、由緒正しいものではなく、戦争がらみでチャッカリ強奪した
まんまのものがけっこう含まれてんじゃないの?
なんて思いながら、不謹慎にも仕事中に楽しみました・・・
②のイコンは全く興味なし。西欧絵画は、カラヴァッジョこそなかったものの、宗教
的なもの、陰影に特徴のあるもの、派手なもの、なんかが多かったかな。
気に入った絵もなくはなかったのですが・・・
いろんな挨拶やメッセージをなんとはなしに眺めていて、どういうわけか尻がゾワ
ゾワと不快な気分になったのを紹介。②のあいさつ文。疑う気持ちがそうさせるの
で、ワタシ自身のほうがいたって悪趣味なだけなんだけどね・・・
    このたび、ソヴィエト社会主義共和国連邦政府のご好意により、その規模、
   内容において、世界最高、最大の美術館の一つであるエルミタージュ美術館
   の展覧会が、日本において実現しましたことは望外の喜びであります。
    ネヴァ河に面するソ連の古都、レニングラードにあるエルミタージュ美術館
   200万余点の収蔵品を持つ大コレクションは、「世界の美の宝庫」ともいうべき
   ものですが、幾多の戦禍にも損なわれず、ますます質、量とも拡大の一途をた
   どってまいりました。
   ここに、初公開される42点の名画は、この美術館が誇る16世紀イタリア・ルネ
   ッサンスから18世紀ロココ美術までの3世紀にわたる西欧各国の絵画と、ロシ
   ア宗教美術の神髄であるイコンの選ばれたる集大成であります。
    ティツィアーノの光り輝く人間賛歌や、現代人の美意識と共通するところがあ
   るマニエリスムの絵画、また近代油彩絵画の黄金時代である17世紀バロック   
   の多種多様な作品や、華麗な様式のロココ美術、さらにイコンの荘厳美など
   が語りかける美の世界は、これを見る人々の心の糧となるものと確信してお
   ります。
    本展開催にあたり、貴重な名画を快くご出品くださったエルミタージュ美術館
   およびソヴィエト社会主義共和国連邦文化省をはじめ、ご後援くださった外務
   省、文化庁、さらに在日ソ連大使館等の関係各位に対し、限りない感謝の意
   を表する次第であります。
     1977年9月                             国立西洋美術館
                                         京都市                                   
                                         毎日新聞社
そういや、名古屋の熱田神宮駅のわりと近く(南東側?)に、‘エルミタージュ’という
ラブホテルがやけに目立つところにあって、その横を車でしょっちゅう通ってました。
てなことを思い出しました。全然関係ない話です。
これ、日記系だったところ、「本」に近いが、分解寸前で本の体をなしていないので
(冗談です)、ここ「その他」へ。
いったんウチに持って帰って観なおしました。
いただきはしません。返します。
 
金があれば、音楽祭めぐりとともに、美術館めぐりは、してみたいことの一つです。
この巨大美術館二つは、昔からけっこう憧れてましたね。
  
 
  脱線・・・TVドラマ「ナオミとカナコ」
  ナオミはキュレーターとして働きたいというので思い出したのですが、、、
  このドラマ、前回なんぞ、引き延ばしとしか言えないような、原作にはないとんでも
  ない展開になってしまって、唖然。
  原作者(奥田英朗)さん、怒ってないの?了承済み?
 
 
 
図版の中の写真
 プーシキン美術館 ↓