休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ナショジオ11月 気候変動 大特集

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20151119(了)
ナショナル ジオグラフィック(日本版)2015年11月号
   まるごと一冊 気候変動 大特集
転換の兆し(写真)
      中国と米国が炭素排出量の削減計画を発表するなど、気候変動へ
      の取り組みには希望の光も見え始めた。世界は方向転換をしつつ
      あるのか?
気候変動を抑える
サバイバルガイド
      私たちの生活や企業活動、世界の都市や国々が気候変動に拍車
      をかけている。変動を緩和する方法は?
ドイツが挑むエネルギー革命
      脱原発と脱化石燃料を目指すドイツ。この意欲的な政策は、世界
      の国々のモデルとなるのだろうか。
村の暮らしに電気を!
      発展途上国で普及が進む小型の太陽光発電装置。電気の通って
      いない地域の暮らしを変えつつある。
気候変動と生きる
サバイバルガイド
      猛暑や極端気象、水や食料の不足、健康の不安。待ち受ける深刻
      な事態に適応する方策はあるか。
消えゆく氷と極北の狩猟民
      昔から氷上で狩をしてきたグリーンランドの猟師たち。海氷の減少
      で、生活の転換を迫られている。
温暖化を味方にするするのは誰?
      気候変動は動物にとっても大問題。ピンチに陥るもの、チャンスに
      変えるもの、明暗を分けるのは何か。
地球を診断する
      人工衛星や航空機に搭載された最新のセンサーによって、地球を
      苦しめる症状が明らかになってきた。
※特製付録:
      アマゾニア 壊れやすい生命の宝庫
⑨日本のエクスプローラー 極夜を探検する
      作家で探検家の角幡唯介は、この冬、北極圏で太陽が昇らない
      闇の世界の単独行に挑む。
・・・ ・・・ ・・・
      2015年10月30日発行・発売/日経ナショナル ジオグラフィック社
 
 
環境問題だとか気候変動だとかは、普段から敬遠気味なので、少し腰が
引けた状態で読み始めたのですが、一気に読める時間が何度か持てた
せいか、苦労せずに読了。
③ドイツの脱原発はすごい。
福島の事故がきっかけで一気に決められたのが大きいようだけどね。
ただCO2の排出量に大きく絡む褐炭による火力発電はウェイトが高く、今
後どうなっていくか不透明な感じ。あんな巨大な露天掘りみたいな鉱山を
観るのは初めてだ。
グリーンランドもどんどん氷が解けている。
あの広いところに5万6000人しか住んでいないが、自殺者がえらく多いと
いう。これも初めて知った。どうやら環境が厳しいことに原因があるようだ
が、環境の変化もそれに拍車をかけているみたい。
グリーンランドの集落の写真ともども、妙に記憶に残りそう。
②⑤2100年には気温がどうなっているだろう、農作物はどんなふうに推移
してゆくだろう、云々、予測に基づく表には暗澹。
“ケータイ(ネットと言ってもいいかな)を持った小ずるいだけの猿”のごとき
ISとドンパチやってる暇はない。
まあどんだけがんばっても、どれだけの効果が実際に得られるかは、はっ
きりわからないし、ワタシは懐疑的なんだけれど、でも「やるしかない」の
も確か。
⑨これ、ちょっと期待したんだけれど、ここにあるのは「準備段階」の報告。
準備はできたものの、在留資格の問題から今期の探検は中止。
「極夜」:北極と南極の両極で冬の間に訪れる太陽が昇らない日々のこと。
グリーンランド最北の村では4ヶ月も続く。
つまりほとんど暗闇のことで、⑥の自殺の原因にもなっているのかなと想
像する。ワタシはあくまで探検譚を読みたいだけ。オーロラを観たいと出か
けていく人の気が知れない、と言いがちな人間です。金があればなんと言
うか知れたもんじゃない。(いや、オーロラなんか別に見たくないというのは
嘘じゃありませんが。)
さても、地上の環境は壊れてしまいそうなものばっかり・・・
今日(11/19)のニュースでは、英国が、発電の30%を占める石炭による火
力発電を、2025年までに止めてしまう決定をしたんだと言っていた。そりゃ
できるかどうかというと、懐疑的だけれど、頑張ろうとしていることはよくわ
かる。翻って日本!ある原発で、再稼働するかどうか、真下を通っている断
層が活断層かどうか、うだうだやりあっている。ヘンな国・・・
ワタクシメの単なる好みといたしましては、そこいらじゅうにあるソーラーパ
ネルだとか、海の中に林立する巨大な扇風機なんてえのは、景色としては
かなり嫌いなんだけどさ・・・。再生可能エネルギー(この名もイヤだ)をもっ
と効率よく使えるようにと考えると、技術なんてまだまだ先が長いなんだな
あ。
 
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