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(映画.com解説から) ・・・急激に変化していく中国現代社会で実際に起き |
た事件から着想を得て、村の共同所有だった炭鉱の利益が実業家に独占 |
されたことに怒る山西省の男、妻子には出稼ぎだと偽り強盗を繰り返す重 |
慶の男、しつこく迫る客を切りつけてしまう湖北省の女、ナイトクラブのダン |
サーとの恋に苦悩する広東省の男という、時代の波に乗り遅れ、もがきな |
がらもひたむきに生きる人々の姿を描く。 |
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この映画、好きかどうかは別問題として、今の中国を描けているような気は |
する。中国の対外政策なんかとは大して関係ないながら、国内問題として |
は実にリアルな取り上げ方でしょう。 |
政府としてはOKなんやね。(合作やから通したなんてこと、ないよね・・・) |
傑作かも。 |
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4つほどの繋がっているようないないような、オムニバスっぽいスタイルを取 |
っている。 |
犯した罪、犯しそうな罪を、理由込みでかなりストレートに描いている。ムー |
ドとしてはうんと‘実存’。 |
画面のキャラたちはかなり脂汗をかいているものの、感情的には乾いて、映 |
画全体としてもざらっとした感触。 |
映像は、やたらと象徴的な(今の中国なんじゃないかと思えるもの・・・実際の
ところはトンと知らないけど)ものが多く写りこんでいる、写している、ようだっ
た。
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みごとだったんじゃないか。
(いや、、、そう思うんだが、、、よくわからんのです、あれだけ切実なのに、、、)
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我慢した先に発火点があることが人間らしいとか、らしくないとか、言ってもし |
ょうがない、そんなもんだ、というふうに突如吹き出すヴァイオレンス・・・ そ |
んなふうに描くと日本だと「問題映画」扱いされがちだが、なに、そういうのだ |
っていったん観はじめてしまえば、ヒトはある種の納得をする。 |
自分の中にある希望や狂気(物狂おしさ)を確認する。 |
あるいは、人恋しさと叶えられない感触みたいなものに共鳴する。 |
だもので、これは、、、書きにくいけれども、癒しみたいなもんだし、ということ |
はつまりエンタテインメントなんだなあ、なんて。 |
言葉で書くと「普通」。(使いたい言葉があるが、使いません。) |
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もっと離れて観ても、近づいて観てもかまわないように思うが、、、どうなんで |
しょう。 |
いや、もっと離れて観ないといけないとは思うのですが、日がなニュースに取 |
り上げられるかの国の言うことやっていることが、どうしてもイヤなので、そう |
した感覚のフィルターのようなものを通して観ないで済ますことができない。 |
(日中合作)/(それがどないしたっちゅうの?) |
(反応している)/(反応し過ぎとちゃうのん。) |
・・・ ・・・ |
無垢に観るなんて無理無理、、、 |
だめですねえ、柄が小さくて・・・。 |
だから、えー、若干疲れたかな・・・。 |
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「オフィス北野」の名があって配給に絡んでいる。北野監督の会社だよね。そ |
れで、北野監督の映画を連想し、どこか共通点あるなあと感じた次第。ちょっ |
と誘導されたようではある。 |
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言葉がかなり違う音に聞こえたので、あちこち相当に違っていて、国内でだっ |
てあれじゃ通じ合えないんじゃないか。 |
(なんて確か常識でしたね、大きな国だもの・・・) |