休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

R・トンプソン&G・チャドウィック

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20151102(了)
(CHANDOS AMERICAN SERIES Vol.9)
(1)トンプソン Randall Thompson(1899-1984
 ①-④交響曲 第2番
                          7:21/3:31/6:41/8:52
(2)チャドウィック George Whitefield Chadwick(1854-1931)
 ⑤序曲メルポメネー            Melpomene Overture 11:51
 ⑥序曲リップ・ヴァン・ウィンクル  Rip Van Winkle Overture 10:27
 ⑦交響的バラード タモシャンター
                  Tam O'Shanter - Symphonic Ballad 19:39
  ネーメ・ヤルヴィ指揮/デトロイト交響楽団
  録音:1995年4月&5月、米、デトロイト交響楽団ホール/⑥初録音
  1996年/CD/管弦楽/Chandos Records/Chan9439/ネット/中古
  <★★★△>
 
アメリカの音楽。
(1)英国のモーランが大いに気に入り、交響曲の感想を載せた時、コメントを書
いて下さった方がいた。その方が言うには、トンプソンと似た感じじゃないかなあ
といようなものだった。
それ以後気になりましてね、似ておればきっと好みだろうし。
少し調べたら、トンプソンという作曲家、何人かいまして、ようやくこのランドール・
トンプソンのことらしいと分かった。
そんなことで見つけたCD。第2番かどうかは書いていなかったと思うが、これし
か見つけられなかったんで、まあこれということにして手に入れてみた次第。
結論は、、、似てない。
第1楽章Allegroは、軽やかでメンデルスゾーンビゼー交響曲のよう。国籍
は、でも不明な感じ。
第2のLargo、第3のVivace、第4のAndante moderatoでは、あくまで明るくさわ
やかに(濃厚にではないけれど)アメリカの雰囲気、音色が醸されて、なかなか
よろしい。形式などいたってきっちりしていて古典的。
しつこいが、モーランのたった一曲の交響曲は淡いものの、曲想きわめて多く、
あくまでイギリスの雰囲気の交響詩的作品。主張の強さもある。軽くも脳天気
でもない。だからトンプソンの音楽はつまらない、と言うつもりも全くない。全く違
ったタイプの音楽。‘気にする’ことはなかった。
勿論アメリカの雰囲気といったって、もとは英国やアイルランド発のものが多い
わけで、往々通底するんだけれど、といっても‘アメリカらしさ’というのも確かに
あるわけで・・・ やめときましょう、言い訳めいてきました。
(2)チャドウィックも初めて。名は一応(NAXOSで)知っている。
ああやはりドイツで学んでいるんだ。で、このごろ取り上げているロマン派グラ
ズノフよりも生年は前。リヒャルト・シュトラウスより10歳上! 19世紀の音楽。
⑤ロマン派の序曲だと聞違えるほど。まあ、19世紀半ばの生まれなんだから、
そういう雰囲気もたっぷり残っていたろう。そこに浸っていたんですな。
聴くのは初めてだから、新鮮ではある。
ブラームスばり。題材はギリシャ神話か。初演は1887年
⑥これももろにドイツロマン派の管弦楽曲を思わせる。
中身は19世紀のアメリカ版浦島太郎といったキャラクター、リップヴァンウイン
クルの物語(ワシントン・アーヴィングの短編小説)を題材にしたものらしい。
初演1879年。やっぱ19世紀だよ。アメリカの19世紀にも、ちゃんと19世紀なりの
作曲家はいたというだけのことか。
⑦この題材はファンタジーのようだけれど、20世紀に入ってからの作品ではあっ
ても、やはりロマン派の音楽。前の2曲よりは新しい感じがあり、後期ロマン派
にちょっと近づいたろうか。まあそんなことはどうでもいいことだけれど。ただ、若
干ながら、後半、アメリカ的な音が聞こえてくる気がし、またそれが聴きどころな
いし魅力のような気がする。なかなかドラマティックな大作。
三作中ではこの⑦がいい。
ワタシとしては、トンプソンのほうが楽しめたかな。
チャドウィックののびのびとして古風なロマンティシズムには、特にこだわってみ
たい気持ちは起きないものの、好感は持った。
お父さんのほうのヤルヴィとデトロイト響はなかなかいい感じ。
これはCHANDOSの録音だからだろうか、ホールトーンが豊かで、かつ曲本来
のパワーも十分感じる。
 
さあて、懸案の(もちろん勝手に‘そういうこと’にしている)オペラ「ピーター・グ
ライムズ」、ぼちぼち聴いてみようという気になっている。
ただし日本語対訳が付いたCDが手に入りそうもない。著作権の問題があるの
か、本も見つけられない。 
DVDだとありそうなんだけれど・・・ ワタシには値段が高い。近くの図書館には
なかった。
「間奏曲」は好きでも、もともと相性の悪いブリテンですからねえ、聴いた結果
がちょっと怖いけど・・・、特に何か失うなんてことでもないんだし・・・
ご本人の録音よりはもう少し新しい方がいいな。もう少し探してみよう。