(映画.com) イスラエルの新鋭監督コンビ、アハロン・ケシャレス&ナボット・ |
パプシャドが手がけたバイオレンススリラー。凄惨な少女殺人事件を背景に、 |
気弱そうな容疑者と暴力刑事、復讐に燃える被害者の父親が繰りひろげる |
予測不可能なドラマをスリリングに描く。イスラエルで少女誘拐事件が発生。 |
刑事たちは強引な捜査で容疑者を拘束し、少女の居場所を吐かせるべく激 |
しい尋問を開始する。やがて刑事たちの上司の命令により、容疑者は釈放。 |
ところがその直後、誘拐された少女の惨殺死体が発見される。上司から担 |
当を外され独自で捜査に乗り出した刑事は、再び容疑者を拘束。そこへ、娘 |
の復讐を果たさんとする被害者の父親が現れる。 |
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とまあこれだけ書いてしまっていいのかという感じだけれど、不思議なことに、 |
かまわないみたい。 |
一応どう転んでいくんだか予測しにくいミステリーだということ以外には、不思 |
議なムードとでもいうのかな、よく「飄々とした」という表現を人に被せて言うけ |
れど、そいつを映画に被せて、しかもブラック!とでもいう感じですかねえ。凄 |
惨な犯罪だったり、拷問だったりするんだから、変な表現なんですけどね。 |
そんなことで、始めはナンダコリャ、だったのが、少しづつこのもったいをつけ |
ないムードや可笑しみに馴れたみたいです。 |
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そんなことで連想しました・・・、以下は完全に脱線・・・
| レンタルDVDでもって、米国のテレビドラマ『クリミナル・マインド』というのをち |
ょこちょこ観てます。ワタシの妹の推薦。非常に巻数が多い(=人気があっ
た)ので、いつ観終れるかわからない。といっても結構コンスタントに観てます。
| なんで好きなのか、果たして好きなのかどうかもよくわからない。 | このドラマ、悉く現実にあった猟奇殺人をネタにしているそうな。そのリアリズ | ムと、ひょっとしたら気がヘンにならないようにという‘反面教師’的な、まああ | る種の精神的バランスのを取るという効果のための鑑賞。もちろんそれは屁 | 理屈なのであって、かなり‘アブナイ’ことなのかもしれない。 | ドラマの中は、米国FBIの犯罪行動分析のスペシャリスト班の活躍で、異常 | な殺人を徹底的に分析しまくって犯人像をつきとめてゆくもの。現場には専 |
用 ジェット機で向かう。ドラマのレギュラーキャラたちの暗さのもとである事件
はとんでもないと言ってもいい残酷さ。彼らの分析のキレは鋭くても、決して
| 快刀乱麻というわけでもない。全編アップテンポでもって進み、なぜかカッコがよろしい。 |
カッコ良過ぎ。エンタテイメントだからね。ちゃんと解脱感をもたらしてくれる、
くれなきゃ困る。
普通の感覚だとキャラたちの神経はズタズタで、観る側にとっても不健康極まりない。その辺を巧妙に逆手に取っている。それに乗っかって、ほぼ毎週楽しんでます。で、何を言いたいかというほどのこともありません・・・ 何も巧妙に逆手にとって、なんてことはしていない、ただ、人間の性に訴えているだけのような気もします。
| 重複しているのですが、こっちは、上記映画の表現のような変わったストーリ | ーやブラックさはあまりなく、つらい顔はしているものの、単純に残虐な不可 | 解をバンバン跳ね飛ばして行くのみ。なのにどういうものか麻薬みたいに観てしまうなあ、ということだけ。 | |
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