娘がくれた本だったか、自分で買いおいていたものか、もう忘れた・・・ |
『鴨川ホルモー』では、古都京都に昔から巣食っていたらしい魑魅魍魎の類と、 |
そのパワーをめぐって、奇天烈な祭りや戦争を繰り広げる学生(大学生)たちの、 |
きわめてヘンテコリンな生活を描いて、大いに笑わせてくれたが、今回はもっと |
でかくて、琵琶湖。 |
本来は日本中の湖と湖の民という関係性の着想が面白い。それが今や湖の民 |
は琵琶湖にしか残っていない。 |
ストーリーは勿論まったく違うけれど、構造的には類似性があると言ってもいいん |
じゃないか。 |
今回活躍するのは高校生が中心。 |
タイプは違っていても、地域にもともとあったある種の力、extraordinaryなパワー |
が出て来るのは同じ。 |
前作に比べ恋心やギャグ的可笑し味がけっこう減った気がする分、スペクタクル |
的には大きくなった。(たとえば聖書でも映画でもいいが‘モーゼの十戒’関係の |
話の中に出て来る・・・ おっと、アカンアカン。) |
ここって、今年読んだ姫野カオルコ「昭和の犬」の舞台にも近いよね。関西弁は |
出てけーへんかったけど。 |
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高校入学を機に、琵琶湖畔の街・石走(イワバシリ)にある日出(ヒノデ)本家に |
やって来た日出涼介。本家の跡継ぎとしてお城の本丸御殿に住まう淡十 |
郎の“ナチュラルボーン殿様”な言動にふりまわされる日々が始まった。実 |
は、日出家は琵琶湖から特殊な力を授かった一族。日出家のライバルで、 |
同様に特殊な「力」をもつ棗(ナツメ)家の長男・広海と、涼介、淡十郎が同じ |
クラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がる…!(ネット紹介文一部) |
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オッサン(ほぼオジン)でも、楽しめましたヨ。点数甘め、かな。 |