休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

映画『博士と彼女のセオリー』

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20150904(了)
映画『博士と彼女のセオリー
The Theory of Everything
  監督:ジェイムズ・マーシュ//エディ・レッドメイン/フェリシティ・ジョーンズ/
      チャーリー・コックス/デイヴィッド・シューリス
  音楽:ヨハン・ヨハンソン
  2014年/英映/124分/DVDレンタル
  <★★★★>
 
ホーキング博士の才能開花とそれからの筋萎縮性側索硬化症による紆
余曲折、ある種の波乱万丈を描いて、大変インパクトがあった。
伝記的という感じではないし、宇宙物理学の講釈でもない。
基本的にはまあラブストーリーであって、ブラックホール等々の偉大な研
究、考察などはあまりたくさん紹介されるわけじゃないが、それでいいと
ちゃんと決めて描かれているので、特に不満は感じない。
(子供がつぎつぎにできちゃってたのには、まあちょっとビックリしたけれ
ど・・・お子さん病気のほうは大丈夫だったのだろうか。)
はっきり言って、このレッドメインという博士役の俳優を見つけられなかっ
たら成立しなかった映画じゃないかと思われるほど似ていて、それが
演技とはいえ、フィジカルや表情などの表現は非常にリアル。
なんでこんなよく知らない役者がオスカーを射止めたんだろうと(よく知ら
ないくせしてエラそうに)思っていたけれどね、観ていくらか納得。
ついでながら、音楽。フランス風味をうんと薄くしたジョルジュ・ドルリュー
ふうで、特別個性的というのでもないけれど、ワルツなど品よくマッチして
いたと思う。「悪童日記」がこの方(アイスランド人、46歳)の担当だそうな。