ホーキング博士の才能開花とそれからの筋萎縮性側索硬化症による紆 |
余曲折、ある種の波乱万丈を描いて、大変インパクトがあった。 |
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伝記的という感じではないし、宇宙物理学の講釈でもない。 |
基本的にはまあラブストーリーであって、ブラックホール等々の偉大な研 |
究、考察などはあまりたくさん紹介されるわけじゃないが、それでいいと |
ちゃんと決めて描かれているので、特に不満は感じない。 |
(子供がつぎつぎにできちゃってたのには、まあちょっとビックリしたけれ |
ど・・・お子さん病気のほうは大丈夫だったのだろうか。) |
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はっきり言って、このレッドメインという博士役の俳優を見つけられなかっ |
たら成立しなかった映画じゃないかと思われるほど似ていて、それが |
演技とはいえ、フィジカルや表情などの表現は非常にリアル。 |
なんでこんなよく知らない役者がオスカーを射止めたんだろうと(よく知ら |
ないくせしてエラそうに)思っていたけれどね、観ていくらか納得。 |
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ついでながら、音楽。フランス風味をうんと薄くしたジョルジュ・ドルリュー |
ふうで、特別個性的というのでもないけれど、ワルツなど品よくマッチして |
いたと思う。「悪童日記」がこの方(アイスランド人、46歳)の担当だそうな。 |