休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ナショジオ 8月号

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20150903(了)
ナショナル ジオグラフィック(日本版)8月号
教皇が挑む バチカン改革
トゥルカナ湖 不透明な未来
ラオス 空爆の時代を超えて
・大海原へ帰るイルカたち
・温暖化を左右する陸の生態系/伊勢武史
20150904(了)
(付録)ナショナル ジオグラフィック[日本版] 特別編集版
・日本の気候変動
   頻発する異常気象の原因
   私たちの暮らしにもたらす変化
   温暖化を食い止める未来の技術
 
本ではなく雑誌。
バチカンの件は、あまりというか、ほとんど興味がわかないですな。
めずらしやアルゼンチン出の法王、頭の柔らかい方のようです。
トゥルカナ湖は気になった。‘アラル海と同じ運命’なんだろう。
ケニヤだって意見がまとまっていないのに、ここはエチオピアとの国境でも
あるのだから、どこか、あるいは誰かが、強力に働きかけて調停していかな
いと、どうしようもないでしょう。干上がるのみだと思うなあ。メイン水源であ
る川(エチオピア側)にいくつも造られてしまったダムを壊せるわけもない。
(この湖、ルドルフ湖の名で覚えている。)
ベトナム戦争時、米国がラオスにこんなにバクダンを落としていたのか!
という話で、知らんかった。半端じゃない。ハズカシ! 
今も不発弾が多くて開発の妨げになっている。
依然社会主義国であることは確かだが、今は年8%づつ経済成長していて、
2020年には国連の「後発開発途上国」リストから脱却のみこみだって。
国民の3分の1が15歳未満で、ほとんど誰もがスマホを持っている。
まだほとんど閉ざされた国だと思ってたもんね。
それもこれも、ほとんど紹介されないんだもんなあ、わからないよ。
写真がいろいろすごい。ワタシのバカチョンではちゃんと写らないが、例えば
水田地帯に点在する穴。みんな爆弾でできたもの!痕がまだ残ってるんだ
と驚くのも失礼なほどの、とてつもない数がおとされた。そのまま残して養魚
池や灌漑のため池として利用されているのも多いなんて・・・強烈。 嘘みた
い。(一応撮ってみた)
1964年~1973年、米軍がラオスに落とした爆弾。
(この期間て、当たり前だけれど、完全に自分の学生時代!)
ボール爆弾:クラスター爆弾の中にボール状の爆弾が数百個つまっているも
のの一つ一つがボール爆弾。落された総数2億7000万個。うち8000万個
が不発だったらしい。ボール爆弾一個一個が人を殺したりカタワにする。
大型爆弾は400万個使われ、その10%、約40万個が不発だったと見られて
いる。
これらがいまだにラオス復興を阻み脅かしているが、ベトナムでなくなんでラ
オスにこれだけ落されたのかが、実に怪しい。胡散臭い。この記事だと、「ベ
トナムに落とされず行き場を失った爆弾は、ラオスに投下された。それは世界
で最初の、武器の供給が原動力となった戦争だった」と書くのみ。
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シャチやイルカを自然に帰す話で、シーシェパードなどの行動原理とつなが
ってはいるものの、とても面白い(本当です!)が、、、
ラオスの爆弾のはなしの後では、ちょっとインパクトが弱い。
太地町の「くじらの博物館」が、「世界動物園水族館協会」から脱退すると
  かいうニュースは聞いたばかり・・・
 
  <蛇足/脱線
   アップするまえに調べてみた。ちょっと引用、、、
   ***
   和歌山県太地町立の「くじらの博物館」が日本動物園水族館協会
   (JAZA)の求めに応じ、同協会を脱退したことが分かった。同博物館
   は太地町の小型鯨類追い込み漁で捕獲されるクジラの購入希望
   を漁協に出していた。
   協会が文面で脱退を求めたのは2015年9月4日で、同日付で脱退
   届が提出され、7日に受理された。こうした事が起こったのは、世界
   動物園水族館協会(WAZA)が太地町の追い込み漁を「残酷」という
   理由から、15年4月21日にJAZAのWAZA加盟資格停止を決めたこ
   とがきっかけ。加盟資格を復活させるためには1か月後の5月21日
   までに太地町のイルカをJAZA加盟の全施設が入手しないことを決
   定する、ことが条件付だった。JAZAは会員投票を経て5月20日
   入手禁止を決めた。そうした中で「くじらの博物館」は太地町の漁
   協にイルカ購入の希望を出したことが発覚した。追い込み漁で捕
   獲したイルカの入手禁止を加盟施設に義務付けて以降、脱退が決
   まったのは初めて。
   (わかりにくいねぇ。なんとかわかったと思うが)
 
出ました、温暖化。日本の研究者の科学エッセイ。
シュミレーションのむずかしさというのはわかる気がします。
「炭素循環」で見る温暖化の理屈というのも。
でも・・・
はい、別冊。次も関連の気候変動関係の報告。
始めのほうは温暖化の仕組みに近いことがいろいろと説明されて面白かった。
中間は気候変動の現実や予測。
その次はCO2の削減。
大規模発生源に対して、当面は出るCO2を地中深く埋めてしまえ、というのが
あって驚いたが、まあ過渡的にはしょうがないか。
それよりは燃料電池や水素、はたまた人工的な光合成ですか。
CO2がエネルギーになるという発想もあって、これが現実になるというのが期
待させる。効果のほどは分からないけれど、人間は、‘そう’せざるを得ない。
 
 
  ・・
  ・・
こりゃどうも、1年契約みたいだ。つぎの号が来ちまった。
だって1年購読のほかは、3年とかの期間の申し込みしか載っていないもの。
つーことは、・・・・・円かよ。
出不精な親にはピッタリだが、奮発してくれたもんだ。
でも、なんだ、いちいち記事への反応をメモするのはメンドイわ。追いまくられて読むのはイヤだし、って、なにも義務ってわけじゃないけど、、、病院や銀行の待合に置いてあるような感じでいいんだよな。(よくないか・・・)