休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

小さん 文珍

20150828(了)
人間国宝  柳家小さん  話芸の魅力①
  (1)長者番付(1975年9月)  25:42
  (2)たらちね(1977年2月)   26:11
  2000年/CD/落語/キングレコード Ⓟ1977/図書館
小さんのは二つともおもしろい。人間国宝なんて、気色悪いけどさ。多分
本人だってそうだったんじゃないか。
「たらちね」は聞き覚えがある。
言葉がはっきりしていて、よくわかる。
はじめ、元気なく、たらーっと喋り始められるが、徐々に興が乗って来るみ
たいに生き生きしてくる。こっちも乗せられる。特にセリフのおかしい(2)。
 
 
20150901(了)
桂文珍
  「地獄八景亡者の戯れ」(2002年8月8日 なんばグランド花月) 75:52
  2002年/CD/落語/Sony Music Japan International/図書館
文珍さんの発音によると、「じごくばっけい もじゃのたわむれ」と聞こえた。
1時間を優に超える長尺。よって、間に一回インターミッションが入る。
ひょんなことで‘ほぼ’死んでしまった男が、三途の川近辺で知り合いに
会ったり有名人やその他大勢の人を見たり、知り合いと三途の川を渡っ
て閻魔さまの前に進んで行く過程を、‘元気いっぱい’‘現世そのまま’
じゃん!というおかしみを散りばめて描く。
後半すこしゲラゲラの止まってしまうところはあるけれど、子供さんも巻き
込んでの、実に楽しい地獄百景噺。こんなものとは思わなんだ。
2002年時点のネタをいろいろと盛り込んでいる。今となっては少なから
ず古い内容が入っているが、それも一種の記録。ネットの世界なんぞも
入り込んでいて、これなどまだまだ使える。まあそれでええんやろう。
ネタは取り換えが利くようで、そうしながら文珍さんちょくちょく演じている
らしい。枝雀のものも見かけたが、これは借りられていてずっと戻らない。
(実は中に枝雀さんの名前が『亡者』として出て来る!)
もともと米朝さんの追悼記事の中に見つけて図書館で探したところ、文珍
さんので見つかったものだから、今回借りてみた。文珍さんも米朝師匠の
教えを受けて自分のものにしはったようですな。
けっこう笑ってまいました。漫才や映像も連想したが、難しいやろな。
(やっぱり、関西弁が合うワ)
 
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