休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ウィーン・フィル ライナー・キュッヒル

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20150718(読了)
(人生の贈りもの わたしの半生)
ウィーン・フィル コンサートマスター
ライナー・キュッヒル(64)
            朝日新聞夕刊 H27年6月8日~6月19日(全10回)
 
アルバイト先に持ち込んで、手すきの時間に読んだ。
この前、倍賞千恵子の分を切り取っておいて読んだのと同じシリーズもの。
ウィーン・フィルハーモニーの顔! 超多忙なかた。
なんと44年間、あのW・ボスコフスキーのあと、ずっとコンサートマスター
やっていた!
11歳で初めてバイオリンを持ち、9年後にはウィーン・フィルで弾いている。
20歳!コンマス! 信じられない。
出来が抜群で先生も良かったんだろうが、そのコンマスのオーディションの
話が、やたらとすんなりで拍子抜けするほど、、、
逸話の宝庫だけれど、問題になりそうなことも多くて、本にしたらと言われ
ると、その気もなくはないけれど、差し障りが多くて難しいというかんじだっ
たな。
来年引退なんだって。コンマスになった時の若さも記録なら、在籍期間も
記録みたいだ。
引退したら膨大な資料の整理・・・
本が出たら読みたい!!!
記事は面白い問答ばかり。
なかでもカルロス・クライバーのくだりはオモロイ。
奥さんは‘出来る方’だそう。なんと日本人。真知子さんといって、出会い
や日々の暮らしを『青い目の夫』という本にまとめているんだって。ちょっと
ね、これも読んでみたくなるじゃないですか。
 
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ヴァイオリニストの目標ったら、ソリストよりむしろこの方のような、オケのコ
ンマスだと言う人のほうが多いかもしれない。
(長男も案外そうだったのではないか・・・、知らないけど)
ベルリン・フィルの第一コンサートマスターにオーディションでなった樫本大
進さんのことを思い出した。あれだけ有名有能な若いソリストがなろうとす
コンマスなんだから、よっぽど魅力的なんだと思うしかない。まあウィー
ン・フィルやベルリン・フィルコンマスが替るなんてことになると、クラシッ
ク音楽では世界的な関心事というか、特別もいいところでね、芸術監督が
替るのとひけをとらないほどの大ニュースになるものね。
おもしろいインタヴューでした。