休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ジョン・ウィリアムズ/ブローウェル作品集

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20150706(了)
ジョン・ウィリアムズ/ブローウェル作品集
Leo Brouwer(b.1939)
(1)トロント協奏曲(ジョン・ウィリアムズに捧ぐ)(1987)初録音
  ①第一楽章 モデラート 10:01
    第二楽章 主題と変奏
    ②主題  1:53 ③変奏1 2:39 ④変奏2 3:28 
    ⑤変奏3 2:19 ⑥変奏4 3:38
  ⑦第三楽章 テンポ・リベロ,アレグロ 8:55
(2)舞踏礼賛(1964) 〔レント~オスティナート〕⑧ 5:56
(3)黒いデカメロン(1981)
  ⑨第1曲: 戦士のハープ 3:56
  ⑩第2曲: こだまの谷を逃げてゆく恋人たち 4:25
  ⑪第3曲: 恋する乙女のバラード 5:38
(4)悲歌~武満徹の思い出に~福田進一に捧ぐ)(1996)⑫ 7:28
    ギター;ジョン・ウィリアムズ
    (1)スティーヴン・マーキュリオ指揮 ロンドン・シンフォニエッタ
    録音:(1)1997年5月20&21日、英国、ロンドン、アビー・ロード・スタジオ№1
        (2-4)1997年5月25-27日、ホイットフィールド・ストリート・スタジオ
    1997年/CD/協奏曲&器楽曲/SME/邦盤/中古
    <★★★>
 
(帯惹句) ジョン・ウィリアムズとは親しい友人であり、今や世界中のギタリスト
がこぞってその作品を弾きたがるというキューバの作曲家ブローウェル(レクオー
ナの甥)。60年代からギター奏者、作曲家として注目を集め、現在は作曲・指揮
で活躍中。ジョンのために書かれた協奏曲(トロント国際ギター・フェスティバル
の委嘱作)、舞踏家トラパガに捧げられた「舞踏礼賛」、ブラック・アフリカの民話
集から着想を得てギタリスト=イスビンに献呈された「黒いデカメロン」、そして福
田進一氏のために書きおろされた武満への哀惜の念がみなぎる「悲歌」の4曲
を収録した魅力たっぷりのアルバム。
ギター界の二つのビッグネーム・・・
トロント協奏曲」; アビー・ロード・スタジオのプレゼンスに、更に残響処理など
をほどこしたような音で、いささか人工的すぎる気がしたけれど、まあそれはと
もかく、、、
キター協奏曲は“アランフェス”のみに非ず、立派なコンチェルトじゃないですか。
それに、日本人好みでもあると思う。
“アランフェス”に食傷している方は是非!
ラテン系ではあっても、ヨーロッパじゃなく、ここはアメリカなんだという感じがあち
こちでします。
(2)から(4); なかなか力作で、ギターだけなのに(1)と違って逆にちょっと疲れ
る。いずれも密度が濃く、非常にハイレベルな音楽。
いや、重いというのでもないのですが、ワタシとしてはもう少しノンシャランな方が
・・・
(4)は確かに武満を想起させるところがあり、‘哀惜の念’を感じることができる。