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(Amazonレヴュー) メガヒットしたトールキンの劇場版『ロード・オブ・ザ・リング』3部作の |
第1部に提供したハワード・ショアの音楽は、アカデミー賞の最優秀作曲賞を受賞した。 |
その音楽は、野心的なスケール感、徹底的なまでに暗いトーン、典型的なファンタジ |
ー映画の音楽とコンサート用音楽の境界を巧みにぼかした手法で驚きをもたらした。 |
続編となる本作の音楽も同じく、ときおりワーグナー風のドラマチックな音楽をはさ |
みながら、映画のストーリーをなぞるように、さらに重苦しくなり不吉な影が濃くなって |
ゆく。前作でのホビット族にインスパイアされた牧歌的なナンバーに代わり、本作では |
ヴァラエティーに富んだエスニックなナンバーが、ミドルアースと人の世の音楽の幅を |
広げている。ハーディンガー(ノルウェーフィドル)がローハンを描きだし、北アフリカ製 |
のハイタがモルドールのテーマを彩っている。また、ログドラム、ディルバ、ザイロフォ |
ン、ツィンバロンなどの楽器もまた不思議な風合いをそえている。迫りくるオーケストレ |
ーションの暗雲は、ショアの手による風格あるコーラスによって輝いている。そのコー |
ラスは、イザベル・ベイラクダリアン、インディーズのポップ・スターのシーラ・チャンドラ、 |
ベン・デル・マエストロ、エリザベス・フレイザーなどの多彩なソロ・ナンバーとともに、 |
いにしえの世界の神聖な雰囲気を映画にもたらしている。作詞のフラン・ウォルシュと |
コラボレートした「Gollum's Song」は、エミリアナ・トリーニの歌によってビョーク風のポ |
ストモダン的な苦悩が持ちこまれ、この映画の現代のおとぎ話的な要素をさらに強め |
ている。(Jerry McCulley, Amazon.com) |
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詳しいので丸ごとコピー。このシリーズのサントラをCDでちゃんと聴くのは初めて。 |
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残響たっぷりに分厚いシンフォニック・サウンドが、映画のイメージ通り、やたらと暗く |
迫る。主にアイルランドから北欧にかけてのイメージが混在する感じ。 |
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こんなに音が多くって、残響が長いわりに混濁は少ないと思う(?)。 |
しかしまあ、ただものでない物々しさやね。ワーグナー風とあるが、それはともかく、 |
巨大なレクイエムとでもいうべき迫り方。 |
映画は大仰至極なダーク・ファンタジー、といってもあくまでお子様用。ロケ地ニュー |
ジーランドが、まるで魔界かなにかのように変貌して見える・・・ |
時々出て来るフィドル(ヴァイオリン)のサウンド(アイリッシュふう)から、果ては遠く |
南のイスラムの臭いすらも一瞬感じられる時があって、実にさまざまな曲想がある |
わけだけれど、これという記憶に残ってくれるようなメロディ―がなく、またメロディー |
をヴァリエーションしている感じも受けない。それでもなんとなくワーグナーのように、 |
ライトモチーフを使い分けているような気はする。一作目から続いているんだよ、多 |
分。ワタシには聴き分けられない。一作目も聴いていないし、聴いても分かるかど |
うか・・・ |
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3作目を観たときは、確か音楽は、全編が巨大なコーダみたいだと、高いテンション |
の持続を喩えて書きつけた記憶がある。 |
さあ、聴く機会、あるかナ。 |
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ショアのサントラでは、ジャズ系のものがいくつかいいなと思えたものがあり、オー |
ケストラものは(そうたくさんは聴いていないけれど)、感心した覚えがない。 |
だからこれも・・・と思われそうだけれど、実はこのサウンド、なかなかどうして魅力 |
的。めっぽう暗い、日常とはかけ離れたあのファンタジックな映像や大仰なストーリ |
ーの印象がけっして厭でなく、結びつくんでしょうなあ。なんのことはない、それが |
サントラってもんだけど。 |
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⑲の歌のみポップス風。確かにビュークと似ていた。 |
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久々のサントラでした。田舎の BookOffでは面白そうなものが見つかりません。
さりとて、ネットでよさそうなものを探しても、邦盤はなく輸入盤で、出品者はあきれ
るほど値を釣り上げていて、手が出ない。楽しみたいだけであって、コレクターでは
ないので、嘆かわしい。
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