休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

ピストン/弦楽四重奏曲集

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20150530(了)
ピストン/弦楽四重奏曲
(1)弦楽四重奏曲 第1番(1933) 17:25
   ①Allegro 6:22 ②Adagio 8:00 ③Allegro vivace 3:03
(2)弦楽四重奏曲 第3番(1947) 15:22
   ④Allegro 5:05  ⑤Lento 5:13 ⑥Allegro 5:05
(3)弦楽四重奏曲 第5番(1962) 16:56
   ⑦Allegro 4:41 ⑧Adagio 8:05 ⑨Allegro 4:09
   ハーレム弦楽四重奏団
   録音:2008年11月、カナダ、トロント、聖アン教会
   2010年/CD/室内楽/NAXOS 8.559630/輸入/ネット
   <★★★△>
(帯惹句) アメリカの現代作曲家ピストンは、ハーヴァードで学んだ後、
パリでナディア・ブーランジェに師事しました。彼の作品は基本的に新
古典派の様式によるもので、代表的なバレエ音楽「不思議な笛吹き」
や、8曲の交響曲などが比較的知られています。この弦楽四重奏曲
彼の円熟した作風が楽しめるもので、力強さが横溢する第1番、音と
音が激しく交錯する第3番、そして意外にも穏当な響きが戻ったかの
ような第5番と、多彩な音が詰まっています。新古典派から十二音へ
と移行した人ですが、シェーンベルクのような切れ味ではなく、大地を
踏みしめるようなしっかりとした音楽性を感じさせる作品群です。
けっこう何度も聴いてみているのですが、オーケストラもののような地
味でもうっとりさせるような感じはさほどなくて、むしろリズムを強く感じ
させ、なかなか鋭い。
アメリカでなきゃ、民族的な、とかなんとか書きつけてしまうところやね。
‘基本的に新古典派の様式によるもの’とあって、そういうことにしまし
ょう。
この3曲は作曲年代ははなれているものの、似た線上にある感じ。
点数低目ですがワタシ嫌いじゃありません。地味なゲンダイオンガク。
先日のブリテンのような嫌味は感じられない。
 *初めて聴いたピストンも室内楽で、、、
  ①フルートと弦楽四重奏のための五重奏曲(1942)
  ②弦楽六重奏曲(1964) ③ピアノ四重奏曲(1964)
  ④ピアノ五重奏曲(1949) (Naxos 8.559071)
  というもの。ピストンを意識させくれただけのことはあって、再聴、こ
  この弦楽四重奏だけのアルバムよりも、新古典ではあっても、フラ
  ンス風味など変化に富み、かつ落ち着いたたたずまいが素晴らし
  い。