休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

スタイナー:『風と共に去りぬ』

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20150504(了)
スタイナー:『風と共に去りぬ
Gone With The Wind : Max Steiner's Classic Film Score
(Original recording remastered)
1. Main Title: Dixie, Mammy, Tara, Rhett 3:04
2. Opening Sequence: The Twins, Katie Bell, Ashley, Mammy 2:13
3. Driving Home, Gerald O'Hara, Scarlett, Tara 2:48
4. Dance Montage: Charleston Heel and Toe Polka, 
  Southern Belle Waltz, Can Can 3:26
5. Grazioso, Mammy, Ashley, Ashley and Scarlett, Scarlett, 
  Ashley and Melanie Love Theme 5:00 
6. Civil War, Fall of the South, Scarlett Walks Among 
  the Wounded 5:19
7. True Love, Ashley Returns to Tara from the War, 
  Tara in Ruins 3:15
8. Belle Watling 2:24 
9. Reconstruction, The Nightmare, Tara Rebuilt, Bonnie, 
  The Accident 5:42 
10. Mammy and Melanie on the Staircase, Rhett's Sorrow 2:53
11. Apotheosis: Melanie's Death, Scarlett and Rhett, Tara 6:24 
  Composed by Max Steiner
  Charles Gerhardt conducts the National Philharmonic Orchestra
  Sony / 88697 77935 2 (Original Producer:George Korngold)
  録音:1973年9月
  2010年/映画音楽/SME/(RCA Red Seal) /輸入/Net
  <★★★△>
マックス・スタイナー(1888-1971)が生前、ゲルハルトと再組曲化した
46分に及ぶ「風と共に去りぬ」スコア盤。(中略)曲順も若干バラバラ。
例えばCDのフィナーレは、映画では第一部の終曲だったりします・・・
 (あるレヴューから引用)
名前はちゃんと書くと Maximilian Raoul Walter Steiner、ユダヤ人で、
オーストリア系。‘シュタイナー’の読みが正しい。名付け親はなんとリ
ヒャルト・シュトラウス。 ピアノの手ほどきはブラームスだったとか、15
歳でウィーン国立音楽院に入って4年間の学業を1年で終わらせてしま
ったとか、その間にはマーラーから教えを受けたとか。とにかく華々し
い。9歳若い天才コルンゴルト(1897-1957)と似たような神童、、、
でなくても、大変恵まれた才能や家柄だったみたい。戦争に祟られて
苦労はしたようだが、実力で成功。映画音楽では26回のアカデミー賞
候補になり、3回受賞している。
とまあ余計なことを書いている。 非常に優れた映画音楽で、文句など
つけようがないからなんだけれど、この音楽を完璧に味わうには、この
映画のほうもしっかり愛していないといけないという気がどうしても起
きてしまった。買っておいて言うか!ってなもんだが、ワタシこの映画
(あるいはこのお話が)、実のところあまり好きなほうではない。
じゃあなんでこんなCD買い込んだんだ!と言われると更に困る。
早い話が、華麗な管弦楽を楽しむため。
優れてドラマティックな管弦楽アンダースコアではあって、まずまず好
みと言えるし、共感たっぷりによく歌ったいい演奏。なのに悲しいかな、
十分には楽しめなかった。
音はnewly remastered とは書かれていないので、一度目のリマスタ
ーのよう。(以前にも書いたことがあるんだが)逆に音がいいみたい。
元は1939年(戦前で、なんと今から76年前!!! あの「ファンタジア」がこ
の年じゃなかった?)に製作されたものなので、この録音やリマスター
はそれだけでも意義があるとは思う。ちなみに日本での公開は戦後し
ばらくたってようやくの1952年だったそうな。ワタシ生まれる前の製作、
生まれてからの公開・・・ 
 
先日のベティ・デイヴィスの映画のCD(大半がスタイナーの音楽)が非
常によかったので、その勢いで頼んでしまったのでした。 点数低い理
由はうまく書けなかったけれど、スタイナーの実力はしっかり発揮され
ていて、ベティ・デイヴィスのCDとそんなに遜色ないことは書いておき
たい・・・(なんてね、締まらない。)
 
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