(映画.com解説)「ソウ」「インシディアス」のジェームズ・ワン監督が実話をベースに |
描き、全米ではR指定ながらも興行収入1億ドルを突破する大ヒットを記録したホラー。 |
1971年、アメリカ・ロードアイランド州に建つ一軒家に、両親と5人の娘たちが引っ越 |
してくる。古ぼけてはいるが広々とした夢のマイホームに沸き立つ一家だったが、奇 |
妙な現象が次々と発生。娘たちに危害が及んだことから、一家は心霊学者のウォー |
レン夫妻に助けを求める。夫妻が周囲の土地を調べると、恐るべき血ぬられた歴史 |
が明らかになり、夫妻は一家を救おうと館に巣食う邪悪なものに立ち向かうが・・・。 |
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ホラーを借りるのは、まあカミサンのためといってもいいが、自分だって観るんだし、 |
つまらないものは当然イヤ。 |
なんだけど、情報(源)がほとんどない。というか自分では基本的に探さない・・・ |
今回これを見つけたのはFACEBOOKを覗いていて、ホラー好きのかたの記事が目 |
にとまったから。 |
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家に取りついているよろしくない霊によって、怖いことがしこたま起きる。 |
このジャンルはよく観ているわけじゃない。知っているものでは、あの名作「エクソ |
シスト」に出て来る現象を思い起こさせることが多かった。 |
もっとも、「エクソシスト」はふらりと立ち寄ったかのごとき悪魔が女の子に憑りつい |
て大わるさを働くのに対し、ここではよくあるように家に取りついている。そいつが |
人にも憑依して外の世界に出ていくような話(危険性・可能性)も途中で解説的に |
出てきて、先日読んだ小野不由美『残穢』みたいな広がりを持つことになったら、 |
それはそれで面白いと思ったが、そうはならず。 |
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胡散臭げな心霊学者夫妻(けっこう若い)が活躍する。“こういう”仕事をしているた |
めに特に奥さんの方には疲労がたまっている。悪魔祓いの「資格」は持っていない |
が、ローマ法王の許可なんぞ取っている暇もなくなって、自分たちでやってしまうよ |
うな事態に追い込まれる・・・なーんてね。こういうのは依然としてカトリシズムの世 |
界。カトリックはまあ、一応古いからねえ。専門家も必要ではあるけれど。 |
プロテスタントの悪魔祓いなんて知らないなあ。あるんやろか。でも新興宗教じゃ、 |
こういうシチュエーションの映画は作れない。 悪霊も張り合いがないだろうし、、、 |
漫画にしかならない。フレアの反対読みかもしれない「アーレフ」や上祐氏の「ひか |
りの輪」は、こういうものにどんな解説をしてくれるんだろう・・・ |
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これまでに観たことのある怖がらせネタのオンパレード。どれも手堅く処理している。 |
結果、うんとストレートでオーソドックスなホラー。 |
目新しさはないものの、反則技的なものはなにもなかったようだし、テンポもイライラ |
のさせ方も実に堂々としていた。 |
音楽は現代音楽風で悪くなかったが、効果音は若干物足りない感じだったかなあ。 |
ちゃんと面白かったからね、ラッキーでした。 |
(タイトルはつまらないが、かといってどんなのがいいかはよくわからない。) |
(中にアナベルという気色の悪い人形が出て来る。次の作品はこの人形が‘活躍’ |
するらしい。) |