休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

写真集「プラド美術館」 スペイン絵画

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20150418(了)
写真集「プラド美術館」 スペイン絵画
   スペイン画家による230枚のカラー写真収録 (日本語)
   2007年/写真集/EDITORIAL ESCUDO DE ORO/中古
      <★★★☆>
 
スペインの芸術を広く紹介しようというこの出版社の企画で、その最初の
もの。それにプラド美術館が捧げられ、前後2巻とし、第1巻をスペイン絵
画にあてたとある。
わざわざ「日本語」と書いている。
なに、ミレー展の古い図録を中古屋で見ていたら、近くにこれが並んで
いて、べラスケスやゴヤが観られるのを確認して、一緒にレジへ。図録じ
ゃない。これも特価。
230枚もあって全部カラーだからねえ、なかなか贅沢。この値段で、写真
が少し小さい!なんて文句は言えない。
沢山の画家が紹介されていて、ベラスケスやゴヤの扱いは大きい。グレ
コ(1541-1614)も立派な扱いだけれど、ワタシ好きでない。
ベラスケス(1599-1660)は、王室とか貴族の肖像画は妙に気色悪いが、
市民を描いたものは素晴らしい。
ゴヤは1746-1828とあるから、ベラスケスとは直接の接点なんぞあるは
ずもなく、近代に近いんだ。知らんかった。ま、こんなもんです。絵の変遷
が大きい。はじめの素朴な絵よりは、美化しない肖像画や、後年の凄味
のある“黒い絵画”がいいなあ。
他にも素晴らしい画家がたくさんいたことはわかった。中でも、カラヴァッ
ジョの影響下にあったらしいと書かれている ホセ・デ・リベラ(1588or1591-
?)の細密で暗いリアリズムは強烈。
星の数は単に好き嫌いの‘密度’。
知らない絵や絵描きがたくさんいるのっていいもんです。行き当たり
ばったりのくせして、ときどきおっと思えるものに出逢える。