休みには中古屋のはしごⅢ

基本音楽鑑賞のつもり。ほかに映画・本・日記的なもの・ペットなど。

4つのアメリカの弦楽四重奏曲

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20150308(了)
4つのアメリカの弦楽四重奏曲
(1)ラルフ・エヴァンス(1953- ):
   弦楽四重奏曲 第1番(1995)①~③ 15:02
   
(2)フィリップ・グラス(1937- ):
   弦楽四重奏曲 第2番「カンパニー」(1983)④~⑦ 8:51
(3)ジョージ・アンタイル(1900-1959):
   弦楽四重奏曲 第3番(1948)⑧~⑪ 18:16
(4)バーナード・ハーマン(1911-1975):
   弦楽四重奏のための「エコーズ」(1965)⑫ 20:17
   ファイン・アーツ弦楽四重奏団(ラルフ・エヴァンスvn.他)
   録音:2007年5月、ドイツ、シュタインフルト、イル・バーニョ Tot.62:27
   2008年/CD/現代音楽/室内楽/NAXOS/輸入/中古
  <★★★☆>
 
音楽は、アメリカものが続きます。
(帯紹介文) このアルバムには、4人の作曲家による全くスタイルの違う弦楽四重
奏曲が収録されています。1995年に作曲されたエヴァンスの作品はメロディーと
対位法を重視した新古典派的な曲。グラスの作品はミニマル風でクール、「自称
アメリカ音楽のバッドボーイ」アンタイルの作品は全くの民謡調、そしてハーマンの
作品は25年間に及ぶ沈黙の後書かれたもので、全曲を通じて控え目な主題の反
復が聴き取れます。
(1)こんな作曲家知らないと思ったら、ここで演奏しているクァルテットのヴァイオリ
ン奏者。
新古典主義室内楽といっても、感覚的にしっくり来ないが、まあなんとなくわか
るような。ロマン派の音楽をベースにしていて、冗談を入れてみたり、現代的な音
色を入れてみたりというところ。強い主張はなく、なんとなく新しいという感覚。
(2)そりゃあミニマルでしょう。途中これ聴いたことがあるよ、というような気がした
が、聴いたことがあるものとそっくりな‘だけ’かもしれない。グラスって、何聴いて
もそんな印象を持つことが多い。
(3)アンタイルは名前だけ知っていて聴いたことが少ない作曲家。途中は国籍不
明のロマン派の音楽に新しい感覚を込めましたという感じだけれど、前後は紹介
文のように民謡調を強く取り込んだ感じ。ワタシには西部開拓の時代や幌馬車隊
なんかも連想させた。
(4)これがなんたって注目でしょう。映画音楽の雄もこういう曲を書きたかったのか
も。同じような主題を控えめにもごもご展開していく(つまりエコーズ、谺)感じなん
だが、単調にならず、幻想曲的な雰囲気がとても魅力的。
後半途中で『サイコ』が聞こえた気がして、ビクッ!(ホント、似てたぞ。何度聴い
てもそこで、あっ!と思う。)
とんがった音楽はなかったものの、確かにほぼ20世紀後半の(戦後の)音楽では
あった。陰気なものはなかったしね。楽しみました。
NAXOSの回し者’的に音楽を聴くことは、今後もつづくやろうなあ、悉く「芯を外し
まくって」。もっとも、なにが芯かそもそもわからんのだけど・・・