映画『ジャージー・ボーイズ』

20150304（了）

クリント・イーストウッド監督／映画『ジャージー・ボーイズ』

Ｊｅｒｓｅｙ Ｂｏｙｓ

ジョン・ロイド・ヤング/エリック・バーゲン/マイケル・ロメンダ/

ヴィンセント・ピアッツァ/クリストファー・ウォーケン

2014年/米映/WB/134分/DVDﾚﾝﾀﾙ

＜★★★★△＞ オーソドックスな、超オーソドックスな‘スター（誕生）もの’の延長線上にある。 スター（グループ）誕生から、おしまいまで。 フランキー・ヴァリやフォーシーズンズというのも、こんなんだったんだねえ。 ああそうか、ミュージカル化されていたものの映画化なんだ。ということは、単純 化とアレンジも効いているんだ・・・ でもまあ、これには解説は要らない。 1960年代なんだから少々古風だし、製作手法もまあクラシックな感じだけれど、 久々に言えますな、名作だって。 イーストウッド監督のジャズ好きとか音楽好きは知っているつもりだし、ミュージ カルも撮っているけれど、こういうふうな映画を撮るとは思わなかった。 そして彼が大好きなジャズについても、あっちこっちでそのテイストが聴かれる。 このあと「アメリカン・スナイパー」を撮ったんだ。８０才を越えてなお精力的。 そうそう、エンディングはグランド・フィナーレと題し、インド映画よろしく、出演者 全員が街角で歌って踊る。 なぜかわからないが、涙腺が緩んでしまった。